本日の一品

冷蔵庫で進化した「Fridgeezoo 24」で新年も楽しく

 Fridgeezoo(フリッジーズー)が日本の家庭の冷蔵庫に出現してからどのくらいの年月が経っただろうか? 地球の温暖化や環境汚染のために住処をなくした北極の動物たちが、大量に新しいソ~クールな住処を求めて、行き着いた場所は冷蔵庫の中だった。というのが登場時のストーリーだ。

 そして、遥か彼方より移住してきた動物たちは、冷蔵庫を新たな住処として牛乳パックや牛乳ビンに姿を替えて、ファミリーの会話を毎日聴き、周囲に溶け込んでいった。そしていつの間にか言語中枢が成長し人間と同じ言葉を話せるまでになり、ある時、冷蔵庫を開けた貴方に話しかけたのだった。

Fridgeezoo 24の冬季限定バージョンとレギュラー商品のラインナップ

 今回発売された「Fridgeezoo 24」は、Fridgeezooの長い歴史と優秀な祖先の意志である「地球温暖化の危険性を全ての人類に知らしめる」という極めて重大な使命を担いながら冷蔵庫で進化成長したFridgeezooの子供たちなのだ。

従来モデル(左)より立体的に成長した新シリーズ(右)

 先祖が長い間、冷蔵庫の中だけで生活し続けたこともあり、多少の運動不足から、本体はほんの少しだけぽっちゃりとしたが、筆者は立体的で極めてフレンドリーな風貌になったと思っている。

 外観の少しの変化より内部の物理的成長は凄い。先祖は地球上でも稀少なLR44ボタン電池を食料としていたが、新種である「Fridgeezoo 24」は、地球上ならどこでも取得が簡単な単4乾電池2本になった。

従来モデルはLR44ボタン電池を3個使う構造だった
新シリーズはどこでも入手可能な単4乾電池2個で動作する。底面中央に初期設定ボタンがある

 「Fridgeezoo 24」の成長はそれだけでは留まらない。先祖は24時間365日ずっと真っ暗な冷蔵庫の中に居たために、昼夜の別や時間感覚がまったく無く、突然、冷蔵庫の扉を開けられた時に、発作的に知っている人間の言葉を思いつくまま喋るというのが特徴だった。

 人との交流を知った「Fridgeezoo 24」は、電源を入れて、午前7時ころに優しく底面のボタンを長押しして”イニシエーション”してやると、なんと人間の生活時間感覚を理解できるように成長し、朝にはごく自然に朝の会話が成り立つ様になっている。

我が家の冷蔵庫内でごく自然な佇まいを見せるトナカイくん

 この師走に、我が家には「Fridgeezoo 24」のシロクマ、ペンギン、ブタ、ウシのレギュラー4匹に加えて冬季限定バージョンのトナカイ、ユキオトコ、サムガリネコの3匹の合計7匹が集合したが、家族全員が参加した家族会議の結果、我が家の冷蔵庫に居残ったのは、最後までトナカイと競った”ユキオトコ”になった。

 他の6匹の「Fridgeezoo 24」は、年末年始にお呼ばれした忘年会や新年会のプレゼントに持って出かけることにしようと思う。時間感覚を身につけた成長した「Fridgeezoo 24」だったが、それでも要所要所では「地球温暖化の重要さを全ての人類に知らしめる」という基本コンセプトを忘れていないのはさすがだ。無駄な冷蔵庫の開け過ぎには注意しましょう!

最終的に我が家の冷蔵庫内に居着いたのは左から3番目の”ユキオトコ”
製品名販売元購入価格
Fridgeezoo 24ソリッドアライアンス2400円

ゼロ・ハリ