本日の一品

人と違うSuicaを持ちたい人に「ic CARD WEAR」

Suicaペンギンを背景に取り込むタイプと、コスチュームで着せ替えるタイプの2つがある

 2013年8月現在でSuicaを代表とする交通系ICカードは、国内で25種類発行され、約5000駅において利用できるらしい。10種類のICカードの全国相互利用サービスも3月から始まった。

 交通系ICカードの雄はなんといっても約4000万枚を発行していると言われるSuicaだ。発行企業やデザインによる多少の違いはあっても、ペンギンが入った同一デザインのSuicaを利用している人は何百万人と居るはずだ。

 スマートフォンのメーカー別シェアでは最大のiPhoneの場合、ユーザーの多くが人と違うアイデンティティを求めてバンパーを替えたり、専用ケースを着せ替えたりして、周辺機器市場を創出している。

 日常生活での露出度の違いなのか、まだ100%ただの道具にはなりきっていない、個人のさりげない自慢アイテムでもあるスマホと完全な実務型通行手形系のSuicaとの違いなのか、Suicaの“個性化オプションアクセサリー”はまだまだ少ない。

 そんな市場に、Suica専用の着せ替えステッカー「ic CARD WEAR」が登場した。従来から、Suicaカード全面にステッカーを貼り付けて、全く別のイメージにするオプション・アクセサリーは存在したが、既定のSuica用マスコットとして、カード上にプリントされたペンギンを着せ替え活用するステッカーはこれが初めてかもしれない。

 ic CARD WEARにはすでに20種類数種類以上のオプションステッカーが発売されているが、筆者が購入したのは、Suica上のペンギンが“最後の晩餐”のメンバーにはいってしまうジョークものと、リッケンバッカーを抱えた往年のビートルズのメンバーのように変身するタイプの2つだ。

 ic CARD WEARは、スマホの液晶保護シールを貼る要領で、Suicaのサイズより溢れないように位置合わせに気を使い、そして同時に気泡が入らないように貼ることが肝要だ。JR東日本発売の標準的なSuicaカードのペンギンが前提のic CARD WEARは、残念がら標準的なSuica以外のレアモノ系やクレジットカード系のユニークデザインには対応していない。

 ic CARD WEARには大きく分けて2つのバリエーションが存在する。貼り付けた結果のSuicaが、明らかに違うイメージに変身するのが“最後の晩餐”タイプだ。一方、一見するだけではごく普通のSuicaと何も変わらないように見えて、よく見ると実はペンギンのコスチュームが微妙に違ってるという粋なタイプの2つがある。貼ったり剥がしたりも比較的容易なので、イメージ差の大きな3種類くらいを買って時々張り替えてみるのも面白いだろう。

icCARD WEARはJR東日本販売のSuica ICカードのペンギンを着せ替えるステッカーだ
他の交通系ICカードや記念Suicaなどには対応していない
実際にic CARD WEARを貼り付けたSuica(左)とオリジナルのSuica(右)
パッと見て変化が大きな「最後の晩餐」タイプと、コスチューム着せ替えタイプ
製品名販売場所価格
ic CARD WEARヴィレッジヴァンガード御茶ノ水525円

ゼロ・ハリ