本日の一品
液晶難ありノートPCも復活!? 大きなUSBサブモニター
(2013/8/1 06:00)
やってしまいました……よりにもよって、地下深くまで降りる地下鉄駅の大階段で、スルっと鞄から抜け出したノートPCが、ガン! と1m弱ほどの高さから落下した後、まるで草ゾリで斜面を滑り降りるがごとくホームに向けてガタガタと音を立てながら滑り降りていったのであります。
この日本メーカーのPCは耐衝撃性を考慮したもので、購入後にHDDからSSDに換装したこともあってか、SSDの(バックアップをしていない)データが生き残っていたのは幸いだったけれども、液晶ディスプレイは衝撃で一部が破損。右上の角を中心に、8分の1ほど画面が見えなくなったほか、画面がときどき点滅するように……(画面にタッチすると直る)。本誌のコーナー「The クラッシュ!」に掲載できるような塩梅だ。
さて、クラッシュした場所が東京だったので、秋葉原に行けばどうにかなるとポジティブにとらえ、秋葉原で代替のノートPCを買うべく物色していたところ、ちょうど薄くてノートPCと同サイズの、13.3インチのGeChic社製USBモニター「ON-LAP 1302」を発見。「これでしばらく凌いで、出物のノートPCを待とう!」とばかりに購入したのだった。
秋葉原にはディスプレイに難ありの中古ノートPCなども売られているので、スペックが高い割に、ディスプレイに難ありな超お買い得品が見つかれば、こうしたUSBモニターとセットで買うのもいいかもしれない。
「ON-LAP 1302」はまずUSBモニターで、電源もUSB。電源用のUSB接続については、変換アダプターを使えばコンセントやシガーソケットからでも給電できる。「ON-LAP 1302」には映像入力端子としてD-SubとHDMIが備わっているので、どちらかを接続して、マルチモニターを構築することができる。またHDMIにも対応していることで、スマートフォンやデジカメ、ゲーム機や各種プレーヤーなどの、HDMI対応機器と繋いで映像を見ることもできる。ただし、このモニターはHDMIの映像のみで、音は出ないので注意が必要だ。
「ON-LAP 1302」の魅力のひとつは8mmという本体の薄さ。本体にはスタンドが付属しており、横置きにも縦置きにもできる。また「ON-LAP 1302」の特徴のひとつはノートPCのディスプレイ背面にホルダーを取り付けることで、ディスプレイを並べて設置したりできる点だ。「ON-LAP 1302」にはヒンジが備わり、(かなり固いが)回転することができる。これにより、ノートPCのディスプレイと背中合わせで設置したり、回転させてデュアルディスプレイにしたりできる。
筆者自身はとりあえず液晶の壊れたノートPCの継続利用が目的なので、固いヒンジでノートPCのディスプレイをクリップのように挟み込んで、壊れたディスプレイの上にかぶせて快適に利用している。近いうちにノートPCを買い換えたり、修理に出して復活させた後は、デュアルディスプレイ化をしたいと思っている。
USBサブモニターは以前の製品ラッシュ時と比べてかなり商品の選択肢が狭まり、あまり店頭でも見なくなっている印象だが、あればすごく便利。特に、薄くて広くて物欲をそそるこの製品、ノートPCにフィットするし、気になったら早めに買って確保しておきたい。
製品名 | 販売元 | 購入価格 |
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On-Lap 1302 | テックウインド | 1万9800円 |