スタパ齋藤の「スタパブログ」

 セコニックのカラーメーター、「スペクトロマスター C-700」を「ついに購入」しました。基本的には撮影に使う計測器で、光の色温度を測ったりする機材です。この機材で光源の色温度を測り、カメラにその色温度を設定して撮影すると、自然な色に写ります(光源によっては不自然にもなりますが)。

 この「スペクトロマスター C-700」、2014年12月23日に発売されましたが、その頃からずーっと欲しくて、購入を考え続けてきました。なぜかと言うと、定常光もフラッシュ光も計測できるカラーメーターとして機能するのに加え、光源のスペクトルをグラフ表示できたり、光源の「演色性」を評価したりすることもできるからです。

 早い話が、その光源が「どの程度自然か」「どの程度不自然か」をサクッと可視化できちゃうわけです。すっご~い♪ ぜひ使いたい!! 計測しまくってゆきたい!!

 と思ったんですけど、コレ、15万円くらいしちゃう機材なんですな。15万円払って光源の自然さを知ってどーすんの? 演色性がわかったところでどーなんの? ですよね。ですけども。いやいや。うーん。でもあの……。てな感じで迷っていたわけです。

 しかし今年の夏頃、本腰を入れてLED照明を導入しまくったとき、「くわッ!! やはり演色性を計測してゆきたいのダっ!!」とカッとなってズギャッと購入。光源の色の成分がどういうバランスなのかハッキリわかりまくって、ヒッジョーに痛快です。光源のどの色部分が不自然なのかもわかりますので、フォトレタッチの効率UPにもつながります。

 いや~超オモシロいです「スペクトロマスター C-700」。オモシロ度合いとしては、たとえばオシロスコープに似てますな。オシロスコープは回路の電圧の挙動が見えて「そうなのかっ!!」と驚けたりしますが、「スペクトロマスター C-700」は光の内実が可視化されて「そういう成分だったのかっ!!」と驚けます。可視化ってホント楽しいですネ♪

セコニックの「スペクトロマスター C-700」。定常光もフラッシュ光も計測できるカラーメーターで、光源のスペクトルや演色性を表示することができます。
演色性が非常に高い白色LED光源を計測した様子。光源の平均演色評価数(Ra)のほか、R1~R8およびR9~R15の各評価数も表示されます。なかなか愉快ですな。
うかちゃんは猫なのにネズミ色なの。ぼぼぼ、ぼくは白黒のシマシマだけど薄い茶色もあってニャわいいから猫缶ください。ニャ。ニャニャニャ。みたいな。

スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。