みんなのケータイ

Google Nowに遅延情報が表示された

 シンガポールから香港経由で東京へと移動した日のことです。シンガポールの電脳ビルを散策していたところ、Androidスマートフォン向けに提供されている「Google Now」が、予約していたシンガポール→香港のフライトが予定より1時間35分遅延する、という情報を通知してくれました。

 香港が目的地であれば特に大きな問題は無いのですが、この日は香港乗継で東京へ移動する必要があり、元々のスケジュールでは香港での乗継時間は1時間ほどしか無いため、Google Nowに表示されている通りに1時間35分遅延した場合、香港からのフライトに搭乗できなくなってしまいます。

 すぐにキャセイパシフィックのコールセンターに電話(Skype)して確認すると、Google Nowに表示されている通り、シンガポールを出発するフライトが遅延するために香港での乗継ができず、東京への到着が予定よりも8時間ほど遅くなってしまう。という趣旨の案内がありました。

予定を切り上げて早めに空港に到着

 翌日には東京で外せない用事があったため、どうにかならないかと相談したところ、シンガポールの出発を約2時間ほど早いフライトに変更すれば、香港→東京のフライトに間に合い、当初の予定通りに東京に到着できる、と案内されたため、シンガポールの出発を予定より早めて、急いで市内から空港へとタクシーで向かいました。

 予定より早くシンガポールを出発するフライトに間に合うように空港に到着したのですが、ここでも一悶着。チェックインカウンターのスタッフには「フライトの変更ができない種類の航空券である」と説明されたため「搭乗予定便が遅延するため香港の乗継に間に合わないから、コールセンターに電話して変更済」と事情を説明すると、上席と思われるスタッフに確認の上、何とかチケットを発券してもらうことができました。

無事に搭乗することができた

 航空機の遅延はある程度の確率で発生するため、日頃から飛行機で移動していると避けることができません。それでも、遅延情報をこまめにチェックした上で対応すれば、遅延による影響を小さく抑えることは可能です。

 実は、筆者は以前Google Nowに表示された搭乗日が、本来の搭乗日よりも1日遅く表示されたために飛行機に乗り忘れるという経験をしたことがあり、Google Nowのフライト情報は、どちらかと言えば疑っていましたが、今回はGoogle Nowに表示された遅延情報によって難を逃れることができました。

 飛行機の遅延を通知するサービスはGoogle Nowに限らず多くのサービスが提供されていますが、Gmailで受信したメール内容を元に、自動的に航空券の予約内容を判別した上で、運行情報の通知を行ってくれるのはGoogle Nowならではの強みと言えます。過去には苦い経験をしたこともありましたが、今回の一件ではGoogle Nowが便利なサービスであることを実感することができました。