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 グーグルからNexus 5X、Nexus 6Pが発売された。

 先日、グーグルがアメリカで提供しているMVNOサービス「Project Fi」を契約し、Nexus 6を所有していたが、端末として、どうしても受け入れられずにいた。アメリカらしい無骨な感じといい、サイズ感といい、普段使いするには大きすぎるのだ。

 そこで早速、Project FiのサイトからNexus 5Xを購入。アメリカから転送してもらい、「機種変更」することにした。

 当初、日本でNexus 5XをGoogle Playか、どちらかのキャリアから購入しようかと思ったが、日本で購入したものがProject Fiとして使えるか、いまいち確信が持てなかった。そのため、リスクを回避するためにも、あえてアメリカでの購入を選んだ。

 Project Fiのサイトで購入すると、Nexus 5Xの本体に加えて、Project FiのSIMカードも付いてくる。「いま、Nexus 6で使っているSIMカードを、そのままNexus 5Xに挿せばいいんじゃないの」と思いながら、挿してみたところ、アクティベーションができずにいた。そこで、仕方なく、新しいSIMカードをNexus 5Xに挿入したところ、問題なく、アクティベーションが通った。

 無事に開通後、Project Fiのサイトを見てみたら、なんと機種変更ではなく、「機器追加」という扱いで、Nexus 6とNexus 5Xの2モデルが登録されている状態になっていた。電話番号はNexus 6にひも付き、Nexus 5Xはデータ通信のみが使えるシェアプランとして登録されているのだ。

 ただ、これではNexus 5Xに電話がかかって来ないし、かけることもできない。Nexus 6は処分しようと思っていたので、なんとかしなければいけない。そこでProjet Fiのアプリを見てみると、なんとデバイスを削除できる項目があった。早速、削除して見ると、Nexus 6の登録は消え、Nexus 5X側に電話番号がひも付いてくれた。

 これらの挙動を見る限り、Project Fiでは、ネットワーク上では端末とSIMカードがしっかりと管理されており、SIMカードを他のデバイスに挿入しても、きちんと動作しない可能性がかなり高いと思われる。Nexus 5X自体はSIMフリーなのだが、SIMカード側に端末ロック的なものがかかっているようだ。

 また、1つのプランを複数のデバイスでシェアできるメニューが出てきたということは、グーグルとしては将来的にタブレットやIoTデバイスを組み合わせて、使えるように準備を進めているのかも知れない。グーグルの今後の展開がかなり期待できそうだ。

 ちなみにアメリカで購入したNexus 5Xには技適マークは表示されなかった。