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FOMAとPDCを同一番号で使えるデュアルネットワークサービス
NTTドコモおよびドコモグループ8社は、FOMAの契約ユーザーが、FOMA端末と800MHzのPDC方式の携帯電話、双方のサービスを1つの契約(同一電話番号)で利用できる「デュアルネットワークサービス」を7月1日から全国一斉で開始すると発表した。
同サービスは、同じ電話番号で2台の端末(FOMA対応端末とPDC方式の携帯電話)をネットワーク上で切替えることにより、FOMAサービスを契約するユーザーが、FOMAのサービスエリア外でもPDC端末を利用して音声通話やiモードサービスなどを利用できるというもの。FOMA契約の付加機能として提供され、付加機能使用料として月額300円が必要となるほか、サービス申込時に1000円の手数料が発生する。ただし、手数料は8月31日まで無料。
通話料は、FOMA端末で利用する場合、FOMAの料金プランに基づく通信料が適用されるが、PDC端末に切り替えて利用する場合には、契約しているFOMAプランに応じたPDC向けの料金プランが適用される。FOMAプラン150の場合は「プランA」、同100は「おはなしプラスBIG」、同67は「おはなしプラスL」、同49は「おはなしプラスM」、同39は「プランB」と割り当てられる。FOMAのデータプラン22を契約している場合は、同サービズの申し込みはできない。パケット通信料は、FOMA端末の場合が0.02~0.2円(選択した「パケットパック」により異なる)、PDC端末の場合が1パケット0.3円。
ネットワークを切り替える際は、利用する端末から「1540」をダイヤル後、FOMA契約時の暗証番号4桁を入力すると、音声ガイダンスが流れて切り替えが完了する。現在どちらの端末が利用可能な状態かを知りたい場合は、「1546」にダイヤルすることで確認できる。いずれの番号(1540/1546)も通信料は無料。
ただし、PDC端末に切り替えて利用する場合は、iモードメールの受信のみ、すべてWebにアクセスして閲覧するWebメールの形式となるほか(送信はiモードメールを利用可能)、iモードでマイメニューの利用ができないなどの一部制限がある。また、この契約を行なった場合、本来はFOMA同士でやりとりできるショートメッセージも利用できなくなる。
マイメニュー登録/削除およびマイメニューサイトの閲覧はFOMAからのみ可能で、マイメニュー登録していないiモードサイトやiエリアのサイトはPDC端末からも閲覧できる。同社広報では、「ユーザーが利用するメイン端末はあくまでもFOMAであり、PDCはFOMAがサービスエリア外で使えないような場合に補間的な用途で利用することを想定している」とコメントしている。
なお、FOMAサービスで利用している留守番電話などの付加機能は、PDC方式に切り替えても利用可能で、「ゆうゆうコール」などの各種割引サービスについてもPDCの通話が割引対象に含まれる。
・ ニュースリリース
http://www.nttdocomo.co.jp/new/contents/02/whatnew0618.html
(松下 麻利)
2002/06/18 18:14
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