| ||||||
|
セイコーエプソンは、屋内でも単独測位が可能な高感度GPS技術を開発したと発表した。同社では、この技術を応用した組み込みモジュールを今秋より出荷する予定。 この新技術は、衛星から送信されるGPS電波を、より微弱なものまで取得可能とし、高精度の位置情報の提供を短時間で行なえるようにしたもの。従来では困難だったビルの谷間や屋内などでも測位が可能となり、その精度は屋外であれば１～３ｍ、屋内では５～30ｍの誤差に収まるという。情報取得にかかる時間も短くなり、屋外で２～３秒、屋内で10秒以内になる。同社では、運送会社などでの車両の運行管理や、子供や老人の位置確認サービスなど、多岐にわたる分野をターゲットに展開していく。 今回発表されたGPS技術は、今秋にはNTTドコモのパケット通信サービス「DoPa」に対応した端末への搭載が予定されているとのこと。同社によれば、この端末はドコモの位置情報規格「DLP」にも対応しているという。また、この技術を応用した組み込みモジュールは今秋に出荷予定で、自社製品ではなくOEM製品として、各メーカーのPDAやデジタルカメラ等に搭載される見通し。 ・ ニュースリリース http://www.epson.co.jp/osirase/2002/020612.htm （関口 聖） 2002/06/12 17:09 | ||||||
|
|