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ECR調査、携帯電話の2001年度国内シェアはNECが29%でトップ

 イーシーリサーチ(ECR)は、日本国内における2001年度の携帯電話市場(PHSを除く)の出荷台数実績とメーカー別シェア、2002年度の出荷台数予測などを発表した。出荷台数の算出は、携帯電話端末メーカーおよび関連周辺企業へのインタビュー調査をもとに、同社が独自に算出したものとなる。

 調査によると、2001年度の携帯電話出荷台数は4281万台で、2000年度の5042万5000台(ECR推計値)から15.1%減となった。携帯電話契約数は2002年3月末で6912万契約で、1年間の純増は818万契約。13.4%の増加となった。2001年3月末時点の6094万契約(対前年比19.2%増)と比較すると、2002年度は携帯電話の普及が進み、新規契約による需要の伸びが緩やかになっている。このため、2002年度も新規契約による需要は引き続き鈍化が予測されるが、2002年度下期にはカメラ機能などを搭載した多機能型の携帯電話が投入されることにより、2000年以前に携帯電話を購入したユーザーの多くが機種変更することが予想され、出荷台数は依然マイナス傾向にあるとみられるものの、対前年比では1.6%のマイナスに留まり、4211万5000台の出荷が見込まれている。

 2001年度の出荷台数実績をメーカー別にみると、折りたたみタイプの先駆モデルとして特にNTTドコモのユーザーから強い支持を得るNECが1位で、29.2%のシェアを記録し、1250万台となっている。2位は、2001年度当初に一部機種で不具合が生じたことによりNECとのを広げたが、2002年から軽量・薄型の折りたたみタイプを投入してシェア回復を図っている松下通信工業で、647万台(15.1%)。3位はグローバルローミングなどのサービスを他社に先駆けて取り入れ、400万台(9.3%)の三洋電機、4位はJ-フォンにおいて写メール端末で圧倒的な強さを見せている385万1000台(9.0%)のシャープ、5位に380万台(8.9%)の三菱電機、6位に263万9000台(6.2%)の富士通と続いている。

 また、同社がWebサイト上で今年3月に実施した、コンシューマーの携帯電話購入意向アンケート(有効回答数5001人)によると、シェア1位のNEC製端末を保有するユーザーの機種選択理由には、「デザイン・形が気に入ったから」が66.0%と最も多く、全体平均の49.4%を大きく上回った。2位の松下製端末では、「メーカー」で選んだと答えたユーザーが20.3%で、全体平均の倍近くあり、「Panasonic」のブランド力が表われている。3位の三洋製端末では、「デザイン・形が気に入ったから」が54.9%と高い。4位のシャープ製端末では、「ほかにはない機能がついているから」が44.5%と圧倒的に高く、カメラ搭載モデルが牽引している。

 なお、今回の調査内容の詳細レポートは、「Shipment Forecaster Mobile」プログラムとしてジーエフケー マーケティングサービス ジャパンから販売されている。


・ イーシーリサーチ
  http://www.ec-r.co.jp/
・ ジーエフケー マーケティングサービス ジャパン
  http://www.gfkjpn.co.jp/


(松下 麻利)
2002/06/06 19:32

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