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NTT、雑音消去でハンズフリー通話を快適にするエコーキャンセラ
NTTは、周囲に雑音のある環境下でもマイクロフォンとスピーカーによるハンズフリー通話を快適に行なえる、雑音消去機能付きのエコーキャンセラを開発したと発表した。走行自動車内での携帯電話の利用においても、明瞭なハンズフリー通話を実現し、ビジネスからパーソナルまで幅広いシーンでの活用を見込んでいるという。
現在普及しつつあるパソコンによるテレビ会議や、自動車内での携帯電話によるハンズフリー通話では、エコーに加え、オフィスの空調音やパソコンの冷却ファン音、自動車内なら走行に伴なうエンジン音といった、通話音声以外の雑音がマイクロフォンに混入し、明瞭な会話を妨げるが、今回開発された雑音消去機能付きのエコーキャンセラでは、通話音声にひずみを生じさせずに周囲の雑音を十分に消去できるという。
開発したのは、NTTのグループ組織でコンテンツや端末・ソフトに関する研究開発を行なうNTTサイバーコミュニケーション総合研究所内の、情報流通技術研究部門・サイバースペース研究所。
同エコーキャンセラでは、信号の時間的変化が穏やかで通話音声よりも幅広い周波数成分を含むオフィス内の定常的な雑音の特徴を利用して、定常的な雑音だけを抽出・推定し、マイクロフォンに入力される雑音の混じった通話音声から、推定した雑音の周波数ごとに大きさの見合った量を差し引くことで、雑音が消去できるという。音圧レベルで言うと最大20dBの消去が可能で、例えば騒々しい工場内でハンズフリー通話を行なった場合でも、静寂な会議室で行なったのと同じ程度の明瞭な通話を実現できるという。
このほか、2段回構成による高性能なエコー消去や、人間の聴覚特性(マスキング)を利用することで、通話音声に対し過剰な消去処理を行なうことなく自然な音声通話を可能にするという。NTTでは、今後ネットワークのブロードバンド化が進むのに伴ない、オフィスや家庭、自動車内などを結ぶコミュニケーションが増えることを予想して、この技術の早期実用化に取り組んでいくという。
・ ニュースリリース(NTT)
http://www.ntt.co.jp/news/news02/0205/020530.html
・ NTTサイバーコミュニケーション総合研究所
http://www.ntt.co.jp/cclab/
(松下 麻利)
2002/05/30 16:32
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