日本情報通信コンサルティング(NTC)は、日本を訪問する外国人向けに、滞在中のレンタル携帯電話で自国のWebサイトを母国語のまま閲覧できるシステム「モバイル・インフォメーション・ポータル(MIP)」を開発。そのトライアルサービスとして、W杯の開催にあわせて5月29日~7月10日にかけて、東京・横浜のホテルや空港でレンタルされる一部の携帯電話を対象に、W杯情報や観光情報を英語、韓国語、中国語で表示する「MIP for World Cup 2002」を提供する。
「MIP for World Cup 2002」は、MIPのシステムを利用して、バーターリンク、ライジング・サン・ディレクトリーの協力により、トライアルとして提供されるコンテンツサービス。対応するレンタル携帯電話は、今のところバーターリンクが東京と横浜の2ホテル、および成田空港でレンタルするNTTドコモの「FOMA P2101V」「D211i」「NM502i」と、auの「C408P」の4機種のみで、インターネット接続機能から同サービスのサイトにアクセスすることで閲覧できる。その他の機種でも表示は可能だが、動作の保証はされていない。
提供されるコンテンツは、試合日程や試合結果の速報、チームランキング、ゴールランキング、チームデータなどを英語・韓国語・中国語で表示する「World Cup Updates」と、ニュースや日本滞在中に役立つ情報、W杯の試合が行なわれる日本国内の10都市と東京・京都を加えた12都市の情報を英語で表示する「Japan Information」の2つ。トライアルサービスのため、コンテンツの利用料は無料となる。