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ドコモ、第3四半期にWAP 2.0ブラウザ搭載のFOMA端末を発売

 NTTドコモは、2002年度第3四半期に発売するFOMA端末に、現行のiモード対応HTML(Compact HTML)方式とWAP 2.0の双方に対応したブラウザを搭載すると発表した。

 今回明らかにされたデュアルブラウザ搭載端末は、以前より同社が今年秋以降に発売するとしていた「電池の持ちが改善された第2世代のFOMA」にあたるもの。WAP 2.0対応のブラウザを搭載することにより、従来のiモードコンテンツのほか、XHTMLで記述されたコンテンツが閲覧可能になるほか、コンテンツプロバイダーや一般サイトの制作者側にも、選択肢が広がるというメリットがある。

 ドコモでは、ブラウザ搭載のFOMA端末はすべてWAP 2.0対応のものに順次移行する予定だが、PDC方式を用いたiモード端末に関しては、「FOMAははじめからWAP 2.0のサポートを前提に開発してきたが、PDCではインフラ部分でWAP 2.0に適合しない部分がある。これまでのiモード方式でいくことになるだろう」としている。

 WAP 2.0は、ドコモをはじめ世界中の携帯電話関連企業・団体が組織する「WAP Forum」が策定した携帯電話向けコンテンツの記述方式。日本国内ではKDDIが対応端末を昨年12月から出荷している。「XHTML Basic」を記述言語のベースにし、インターネットプロトコル「TCP/IP」やセキュリティプロトコル「SSL」などデファクトスタンダードとなっている技術をサポートする。また、iモード対応HTMLやパソコンのインターネットで多く用いられるHTMLとも互換性を持っている。


・ ニュースリリース
  http://www.nttdocomo.co.jp/new/contents/02/whatnew0523.html


(伊藤 大地)
2002/05/23 16:36

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