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矢野経済研究所は、携帯電話ユーザーの86％が現状の機能に満足しているという調査結果を発表した。 調査は、ユビキタス・コンピューティング市場をテーマに、20代～40代の男性271名、女性278名とメーカー15社を対象に今年２月～４月にかけて実施されたもの。なお、調査対象とする機器は男女により異なっており、男性には携帯電話、PDA、テレビ、オーディオ機器、カーナビ、女性にはテレビ、固定電話・FAX、冷蔵庫、電子レンジ、エアコンに関する質問がそれぞれ行なわれた。 携帯電話については、ユーザーの86％が「現状の機能に満足している」と回答。また、ユーザーの78.9％が「今後の新しい利用方法に期待している」と回答する結果となった。 同研究所では、「消費者自身が今の機器に関して根本的な不満を持っているわけではないため、今後はユビキタス化によって画期的な機能やアプリケーションを提案しなければ、消費者は簡単には動かない」と分析。その上で、第３世代携帯電話については、「ユビキタス製品の実際の利用シーンが極めて漠然としており、普及が遅れる要因となっている」と指摘している。 なお、この調査レポートは「2002年版 ユビキタスコンピューティング市場」というタイトルで、11万250円（税込）で販売されている。
・ ニュースリリース http://www.yano.co.jp/press/2002/020514.htm （湯野 康隆） 2002/05/14 15:19 | ||||||
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