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NRI調査、「ユビキタス比率」は半年で倍増の5.8%に

 野村総合研究所(NRI)は、情報通信機器やその関連サービスの利用実態調査を実施し、携帯電話・PHSの個人利用率や「ユビキタス比率」などの結果を発表した。

 同調査は、NRIが1997年から半年ごとに実施している定点観測調査の第11回目にあたり、生活者における通信・放送・コンピュータなどの幅広い情報通信機器、およびその関連サービスについての利用実態や動向について調べたもの。層化二段無作為抽出法により全国15~59歳の男女2000人を抽出し、訪問留置方式で2002年3月上旬に実施された。有効回答数は回収率70.7%の1414人。

 これによると、携帯電話・PHSの個人利用率は、1年前から7.9ポイント増加し、79.0%に達した。20代を除く女性層での利用増加が全体での伸びを牽引しており、ことに10代女性(95.7%)が20代男性(96.3%)と並んで性別・年代別利用率の最も高い層となった。逆に、男性20~40代では利用率の伸びが鈍化し始めている傾向にある。

 携帯電話でのインターネット利用者は、この1年で14.5ポイント増の35.1%になり、男性10~30代、女性10~20代では携帯電話利用者の5割を超え、若年層ほどインターネット対応端末の所有率が高く、実際に利用している割合も高い。有料のWebコンテンツを利用する人は、携帯電話利用者の1/4近くで、月額利用料の平均は1年前の439円からやや低下した423円となった。有料コンテンツの年間市場規模は、15~59歳までの日本の人口を7800万人として推計すると、1年前の約385億円から2倍近く急増した約730億円と推測される。

 3G携帯電話の利用意向については、携帯電話利用者・利用意向者の3割弱で、10~20代男性、10代女性で利用意向が高く、月々の利用料金が高額な人ほど利用意向が高くなる傾向がある。また、3Gサービスで興味・関心が高いのは、性別で比較すると男性で「通話品質」「データ通信速度」、女性で「音楽配信」「ショッピング」となり、年齢別に見ると20代以下では「映像配信」「音楽配信」、30代以上では「ショッピング」で相対的に関心が高い。

 なお、パソコンと携帯電話からのアクセスを合わせると、インターネット利用者は1年間で12.8ポイント増の60.0%となり、特に「パソコンと携帯電話の両方」の割合は11.2ポイント増の24.8%になる。この「パソコンと携帯電話の両方」の比率は10代女性で最も多く、男女とも年代が高くなるにつれて「パソコンのみ」の割合が高く、「携帯電話のみ」の比率は低くなる。

 また同社では、携帯電話と自宅パソコンのブロードバンド回線の双方でインターネットを利用する人の割合を、ユビキタス・ネットワーク社会の進展度合いを表わす1指標として「ユビキタス比率」と呼び、調査を行なっている。このユビキタス比率は、2001年3月で0.6%、同年9月には2.5%となっており、今回の調査では半年間で倍増し、生活者全体の5.8%となった。


・ ニュースリリース
  http://www.nri.co.jp/news/2002/020507.html


(松下 麻利)
2002/05/07 15:22

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