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英ARMは、最大で1GHz以上のクロックで動作するモバイル機器向けCPUの新アーキテクチャ「ARM11」を発表した。同アーキテクチャを採用したCPUの発表および出荷は今年第４四半期になる見込み。 ARM11は、同社のARM9E、ARM10Eの後継となるモバイル機器向けCPUの新アーキテクチャ。ARMv6と呼ばれる構造に基づき設計されたアーキテクチャで、Javaアクセラレータ「Jazelle」やARM DSP、SIMDなどの拡張機能を搭載しており、リアルタイムのデータ処理などに優れる。 主な用途として、2.5Gなど携帯電話、PDA、IT家電、デジタルカメラなどが想定されているほか、今後普及が見込まれるVoIP技術もサポートされている。対応OSは、Windows CE、Symbian OS、Palm OS、Linux。 内部構造には、８ステージのパイプライン技術を採用。0.13μmプロセス製造時で350MHz～500MHz、0.1μmプロセス製造時では1GHz以上のCPU速度を達成できるという。モバイル機器にとって重要となる消費電力については、0.13μmプロセス製造品で1MHzあたり0.4mWとなっている。 ・ ニュースリリース（英文） http://www.arm.com/news/ARM112904/ （伊藤 大地） 2002/04/30 19:01 | ||||||
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