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iアプリコンテスト「たたかえ!iアプリ」の受賞作が決定

審査員にはギガフロップスの中村 陸氏ほか、NECの中村欣貴氏、放送作家の樋口卓司氏、月刊誌「iモードスタイル」編集長の那須昭彦氏、PROJECT GT代表の小曽根正男氏が務めた
 ギガフロップスの主催により、昨年の12月から公募されていたiアプリコンテスト「たたかえ!iアプリ」の受賞作が決定した。18日、都内ではパズルゲーム「ぼくのぱんつi」で最優秀賞を受賞した山下真一氏や審査員などが招かれ、表彰式が行なわれた。受賞作はいずれもギガフロップスのWebサイトおよび、NEC(協賛)が提供する公式サイト「みんなNランド」から無料でダウンロードできる。

 「たたかえ!iアプリ」は、国籍や個人・団体、プロ・アマなどを問わず、すべての開発者を対象としたiアプリのコンテスト。昨年12月から2月下旬まで2回に分けて作品が募集され、80本を超える応募作品の中から審査員による審査とユーザーの人気投票によって受賞作が決定した。


ギガフロップス 代表取締役社長 中村 陸氏

「ぼくのぱんつi」で最優秀賞を受賞した山下真一氏
 最優秀賞を受賞したのは、山下真一氏作のパズルゲーム「ぼくのぱんつi」。洗濯物を取り込む作業をゲームにするという斬新な視点と、ゲームバランス、グラフィックのクオリティなどが評価された。

 このほか、準グランプリに竹内久徳氏作の縦スクロール型のシューティングゲーム「STAR FIGHTER2」が、優秀賞に北田吉宏氏作の横向きにして笛として使用できるユニークなiアプリ「ケータイ笛祭り♪」が輝いた。

 ギガフロップス代表取締役社長の中村 陸氏は、「iアプリができたときからいつかこういうコンテストを開きたいと思っていた。コンテストでは、意識的に(企業ではなく)クリエイターの方を前面に押し出すようにした。これを機にもっと盛り上がっていけばいいと思う」と語った。

 グランプリを受賞した山下真一氏はFlashなどの制作を手がけるクリエイター。今回の受賞作について、「制作期間は1カ月くらい。アイデアは、家で洗濯物を干しているときに偶然思いついた。苦労したのは、専門知識がないサウンドやグラフィック、ネットワークとの連携部分だった」と語ってくれた。次回作については「本業が忙しいので……」とのことで、現在のところ未定のようだ。

 このほかの受賞作は、審査員特別賞に呉原知子氏のゴルフスコア計算iアプリ「iダブルペリア」、生駒 朗氏作の英単語帳iアプリ「携単語ちょー」、仁井清志氏作の動く顔文字が待受画面に出るiアプリ「動く顔文字」の3作が選ばれた。

 また、4部門設置された部門賞については、「ゲーム部門」に峠 恒司氏のブロックパズルゲーム「BLOCK24」、「ツール部門」に時間割作成ツール「お~い時間割」、「待受け部門」に小泉一郎氏の待受画面に登場する“オヤジ”の世話をする「おやじ待受」、「コミュニケーション部門」に複数のプレイヤーで指定された通りに積み木を積んでいくゲーム「積み木空間」が選ばれている。


最優秀賞受賞作「ぼくのぱんつi」

準グランプリ受賞作「STAR FIGHTER2」

優秀賞受賞作「ケータイ笛祭り♪」

・ 「たたかえ!iアプリ」ホームページ
  http://vs.g-appli.net/

ギガフロップス、自作iアプリのコンテストを開催


(伊藤 大地)
2002/04/18 20:49

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