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2001年 国内メーカーの携帯電話販売シェア(出典:ガートナー データクエスト)
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ガートナー ジャパンのデータクエスト部門は、2001年の日本国内における携帯電話販売台数の調査結果を発表した。調査によると、2001年国内の販売台数は対前年比2.4%減の4060万台で、国内の携帯電話端末市場では初めて世界市場と同様に年間販売台数が前年割れとなった。
同社では、この要因について、必ずしも経済の停滞から影響を受けたのではなく、これまで買い替え需要を支えてきたインターネット接続機能やカラー・ディスプレイを搭載した端末が、現在は成熟段階に達していると分析。また、Java対応機種は2001年の買い替え需要拡大に一定の貢献をしたが、インターネット接続機能やカラー・ディスプレイ端末の買い替え需要の喚起力低下をカバーするには至っていないという。
メーカー別シェアでは、2001年の第1四半期以来NECが「折り畳み式の老舗」として28.3%のシェアで首位を維持し、次いで2001年初めに発生した端末の不具合を契機にNECへ首位を明け渡したパナソニックが17.9%で2番手となった。第3位はauとJ-フォン向けの折りたたみ型端末の販売が好調だった三洋電機グループ(三洋テレコミュニケーションズおよび鳥取三洋電機)、第4位は従来のフリップタイプタイプに加えて2001年9月から折りたたみ型端末を投入した三菱電機、第5位はJ-フォン向けの写メール端末の人気に支えられたシャープとなった。
メーカー名 |
販売台数 |
NEC |
11,498,000 |
パナソニック |
7,286,000 |
三洋電機グループ |
3,929,000 |
三菱電機 |
3,633,000 |
シャープ |
3,022,000 |
その他 |
11,233,000 |
合計 |
40,601,000 |
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・ ニュースリリース
http://www.gartner.co.jp/press/pr20020416.html
(松下 麻利)
2002/04/16 15:15
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