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テムザックとオムロン、FOMA端末内蔵の遠隔操作ロボット
テムザックが開発した遠隔操作対応の4足歩行ロボット「t-Dragon ステゴザウルス」。大型犬並みの大きさ
テムザックとオムロンは、FOMA端末を組み込んだ遠隔操作ロボットを使ったホームセキュリティシステムを開発し、報道関係者向けにデモンストレーションを行なった。
テムザックは、ロボットの研究・開発を手掛けるベンチャー企業。前日にも三洋電機と共同で開発した4足歩行ロボット「T7S TYPE1」「T7S TYPE2」を発表している。
今回同社がオムロンと発表したのは、さまざまな機器同士をネットワーク経由で判断・分析機能を持たせたサーバーと接続することにより、より高度な作業を可能にする「M2M(Machine To Machine)」コンセプトに基づき開発された遠隔操作ロボット。
外見は恐竜型で、4足歩行が可能なほか、口の部分にはFOMAのビジュアルタイプの端末をそのまま内蔵。FOMA端末はイヤホンマイク端子経由で音声認識ボードに接続されており、「前進しろ」「右に曲がれ」といった風に口頭で命令できる。さらに、TV電話機能を利用して、現場の様子を確認することもできる。このほか、同ロボットは加速度センサーや温度センサー、GPSレシーバーなどの各種センサーを内蔵。侵入者を音で威嚇する機能も用意されている。
利用イメージとしては、まずドアや窓などに設置された固定センサーが異常を探知し、M2Mセンターに通報する。この時点で利用者の携帯電話に対して異常発生メールが配信され、M2Mセンターからロボットへ詳細確認の指示が飛ぶ。利用者は異常発生箇所の画像を確認できるほか、ロボットに作業の指示も出せる。さらに、確認した情報については、警備会社や保険会社などの関係各社に自動的に連絡される仕組みとなっている。
オムロンの副社長、増田英樹氏は「知能レベルを上げようとしてコンピュータを積めば、ロボットは大きく、重くなってしまう。しかし、M2Mシステムを導入することでロボットの知能は無限大になる」と語り、ロボットへのM2Mシステム導入のメリットを強調した。
両社では、他社に参加を呼びかけながら、今後1年を目処に事業化を目指すとしている。なお、価格は軽自動車1台分程度になる見通し。
口の中にはFOMAのビジュアルタイプ「P2101V」がそのまま入っている
もう1つの遠隔操作対応の4足歩行ロボット「t-Dragon トリケラトプス」
・ テムザック
Tel: 093-581-5353
・ オムロン 事業開発本部 ビジネスインキュベーションセンタ
Tel: 03-3438-9850
・ ニュースリリース(PDF形式)
http://www.tmsuk.co.jp/jap/press/020326.pdf
・ テムザック
http://www.tmsuk.co.jp/
・ オムロン
http://www.omron.co.jp/
(湯野 康隆)
2002/03/26 18:28
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