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松下電器産業は、従来の携帯電話用半透過液晶（同社製）と比較すると、色再現範囲が５倍に拡大し、パソコン用透過型LCD並みの高色純度カラーが表示可能なリアルカラー携帯電話用半透過TFT液晶パネルを開発したと発表。実用化に向けて今春から量産される。 今回発表されたのは、光利用効率が高い独自の半透過型パネル構造により、パソコン用透過型LCD並みの高色純度カラーが表示可能になったリアルカラー携帯電話用半透過TFT液晶。パネルは、TFT上に形成された凹凸部の最適傾斜面のみに反射膜を形成し、他を透過部とすることで、光利用効率を極限まで高める構造となっている。同じ色純度で従来比約２倍の高透過率が得られるため、従来以上に明るく表示でき、白色度の高い反射表示を得られるのが特徴。同社製の従来製品よりも色再現範囲が５倍に拡大されたという。 なお、同液晶パネルを携帯電話の液晶ディスプレイとして活用すると、待受時は低消費電力でありながら、バックライト点灯時にはノートパソコン並みの鮮やかなカラー画像をリアルに表示でき、カーナビやPDAのディスプレイとして活用した場合には、従来の半透過AVモニターよりも鮮やかで、室内や太陽光下でも透過型AVモニターに匹敵する高画質なカラー画像が表示できるという。 ・ ニュースリリース http://www.matsushita.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn020312-1/jn020312-1.html （松下 麻利） 2002/03/14 14:50 | ||||||
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