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ACCESSは、今春から商用サービスが開始されるKPNモバイルグループによる欧州版iモードサービスに対して、同社の携帯電話向けブラウザ「Compact NetFront Plus」が採用されたことを発表した。
KPNモバイルグループは2000年5月にNTTドコモの資本参加を受け、その後iモードのライセンスを受けるなど、iモードサービスの準備を行なってきた。ACCESSは、KPNモバイルグループのE-Plusが3月16日よりドイツで開始するiモードサービス向けの端末「n21i」(NEC製)に、自社のブラウザ「Compact NetFront Plus」を提供した。欧州でのiモードの商用サービスはE-Plusが初となる。
Compact NetFront Plusは、国内のiモード端末の多くに搭載されているブラウザ「Compact NetFront」シリーズの発展版。記述言語としては国内のiモードで使われている「Compact HTML/iHTML」のほか、「WML1.3」と「XHTML Basic」をサポートしており、パソコン向けHTMLと共通点が多く、記述しやすいCompact HTMLの利点と、海外では一般的なWAPの記述言語であるWMLの両方を利用できる。
なお、E-Plusのiモードサービスで使用される「n21i」は、昨年12月20日よりオランダでiモードサービスの実証実験に用いられた端末で、パケット通信のGPRS方式に対応している。折りたたみ型デザインで、ディスプレイにはカラー液晶を搭載している。
3月16日からのE-Plusによるiモードサービスに続き、オランダのKPNモバイルNLでは4月初旬に、ベルギーのKPNオレンジでは6月にiモードの正式サービスを開始する予定となっている。
このほかACCESSでは、2.5Gおよび3Gの携帯電話向けのWAP2.0に準拠したプロトコルスタックを発表するとともに、OMAPプロセッサとSymbian OS向けにマイクロブラウザを提供することもあわせて発表している。
・ E-Plus(ドイツ)
http://www.eplus.de/
・ ドコモ、iモードサービスの欧州展開スケジュールを発表
(白根 雅彦)
2002/03/12 13:38
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