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ソニー・エリクソン、Symbian 7.0採用の「P800」などGSM端末6機種
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「P800」
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ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズは3月5日、Symbian OS v7.0を採用し、本体背面にデジタルカメラを搭載したマルチメディアスマートフォン「P800」など、GSM方式の携帯電話6機種を発表した。
「P800」は、GSM/GPRSをサポートし、英シンビアンの携帯電話向けOS最新版「Symbian OS v7.0」を採用したマルチメディアスマートフォン。本体下方にディスプレイを覆うフリップを装備し、その上面に操作ボタンが配置されている。フリップを外すと、PDAとして利用できるハイブリッド機となっている。
ディスプレイには、208×320ピクセルの大型カラータッチスクリーンを搭載。本体背面には小型のデジタルカメラを装備しており、撮影画像を本体のアルバムに保存できるほか、MMSを利用して他の携帯電話に画像を送信することも可能。着信時には、登録画像を表示して誰からの電話かを確認することもできる。ダウンロードしたミュージックビデオなどの映像クリップを視聴する機能も用意されている。
また、Word、Excel、PowerPointなどのファイルをパソコンと同期して表示でき、Bluetoothを利用して他の対応機器と接続できる。JavaおよびC++ベースのアプリケーションをダウンロードでき、ブラウザはHTMLとXHTMLに対応し、iモードサイトやWAPサイトへのアクセスも可能となっている。GSMは900/1800/1900MHzの各周波数帯に対応し、約160カ国で使用できるが、中国語圏の市場に関しては別途、漢字テキスト入力に対応した「P802」と「P800c」が用意される。「P800」の発売時期は2002年の第3四半期頃が予定されている。
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「P800」
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このほか、同時に発表された5機種は、GSM 850/1900MHz対応でAMR(Adaptive Multi Rate)技術をサポートした「T61g」、GPRSとJavaに対応し、ゲーム機能に注力した「Z700」、TDMA 800/1900MHz、GSM 850/1900MHz、GPRS対応の「T62u」、カメラ搭載でEMSやMMSが利用できる「T68i」、GPS、EMS対応のCDMA端末「T206」などで、第2~第3四半期頃の出荷予定となる。携帯電話以外では、携帯電話用のBluetoothハンズフリーヘッドホンやカーハンズフリー、GSMデータモデムなども同時に発表されている。
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左から、「Z700」「T62u」「T68i」「T206」
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なお、同社では、ゲームなどのエンターテイメントサービスが今後の製品戦略でコア要素と位置付け、J2MEなどのJava技術のライセンスでSun Microsystemsと提携したことも明らかにした。また、ソニーグループのコンテンツ、アプリケーション関連の企業(ソニー・ピクチャーズ・エンターテインメント、ソニーミュージックエンターテインメント)ともパートナーシップを結んだことを同時に発表している。
・ ニュースリリース(英文)
http://www.sonyericsson.com/spg.jsp?page=C2_1_16&B=ie
(松下 麻利)
2002/03/06 15:00
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