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２月27日～３月１日の３日間、パシフィコ横浜でBluetooth関連のコンファレンス「Bluetooth＆Pan」が開催されている。本誌では、モバイル関連機器の展示を中心にレポートする。 ケンウッドはヘッドフォンとカーテレマティクスを展示
ヘッドフォンは、右側に電源となるリチウムイオン電池を、左側にBluetoothチップなど回路部分を内蔵。展示されていた試作機の電池の持続時間は１時間強だが、ブラッシュアップを重ねれば５時間は達成できるという。マイク付きのヘッドセット型モデルもラインナップとして検討されており、最終的には、コールセンターなど業務使用にも耐えうるレベルの連続10時間駆動を目標に開発しているという。 同社ではまず、コンシューマー向けのコンポやポーダブルMDプレーヤーなどにBluetooth機能を搭載していく方針で、年内に製品化、2003年には本格普及を目指す。
一方のBluetooth対応のカーテレマティクスユニットは、AV Profileにより、パソコンやPDAに保存された音楽ファイルをカーステレオで再生したり、Dialup ProfileでBluetooth対応の携帯電話を使ってワイヤレスのハンズフリー通話やカーナビゲーションデータ、スポット情報のダウンロードができるというもの。会場では実際に車載された状態でデモが行なわれており、ノートパソコン内のSBC（Sub Band Codec）ファイルを再生をカーステレオで演奏していた。こちらも試作機で、車載ユニットはWindows 2000が組み込まれていたが、製品版ではTronベースのものになるという。 説明員も、「このシステムを導入すれば、一度パソコンに保存した音楽ファイルをCD-Rに出力することなく、パソコン・PDAをそのまま車の中に持ちこむだけで音楽再生が可能になる」とその利便性をアピールしていた。 まだ試作機段階のため、今回のデモでは、BluetoothのAV Profile標準CODECとなるSBC形式の音楽ファイルを再生していたが、製品版ではMP3などにも対応する予定。 両製品とも共通するのは、Bluetooth 1.1に対応し、現在策定中のAV Profileを搭載していること。説明員が「BluetoothのキラーアプリケーションはやはりAV Profileを用いたものになると思う」と語る通り、ケンウッドはオーディオを開発していたアドバンテージを活かし、AV Profileを中心に据えてBluetooth機器を開発しているようだ。製品化はヘッドフォン同様、年内を目指しているという。
法人向けのBluetooth-CFカードやPDC接続機器
・ Bluetooth＆PAN http://www.ric.co.jp/expo/bp2002/ ・ ケンウッド http://www.kenwood.co.jp/ ・ 日立旭エレクトロニクス http://www.hitachi-ae.com/ ・ ケンウッド、Bluetooth対応のヘッドホンシステム （伊藤 大地） 2002/02/27 17:09 | ||||||||||||||||
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