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日立、PIN認証機能を備えた「PINセキュアマルチメディアカード」

 日立製作所 半導体グループは、第三者へのデータ漏洩を防止できる記録メディアとして、PIN(Personal Identification Number)による個人認証機能を備えたフラッシュメモリカード「PINセキュアマルチメディアカード」を製品化し、第一弾として32MBの「HB28D032PSM2」を4月からサンプル出荷する。

 今回出荷される「PINセキュアマルチメディアカード」は、著作権保護機能を持つセキュアMMCに、PINによる個人認証機能を追加したフラッシュメモリカード。MMCの上位互換で、カードの外形は厚さも含めMMCと同一サイズとなっている。携帯電話やPDA、パソコン、デジタルカメラなどの個人用情報端末や、企業内情報を扱うモバイル端末などの業務用途が想定されている。

 データの暗号化や、メモリカードにパスワードなどのロックをかけて情報の保護を図るといった従来の方法では、暗号化したデータを復元する際のライセンスキーがデータと同一端末上にあるため、ソフトの解析などによっては鍵が発見されてしまう恐れが懸念されるが、「PINセキュアマルチメディアカード」では、あらかじめ暗号データを取り出すためのPINを登録しておき、入力したPINが一致した場合のみキーを取り出してデータを復号できるため、第三者へのデータ漏洩をより強固に防止できるという。

 PINの認証機能や、PKI(Public Key Infrastructure)方式による暗号・復号機能といったセキュリティ関連情報は、従来のセキュアMMCと同様にすべてハードウェアタンパレジスタント領域(TRM)に格納され、カード本体と端末のソフトウェア上で実行できるため、MMCスロットを搭載する機器であれば、それらのソフトを組み込むことで利用できる。また、PINの入力回数制限を設定すると、繰り返し入力によるPINコードの解析を困難にするといったセキュリティ強化も図れるという。

 なお、同社では、PIN認証応用システムを設計する際のサポートツールとして、暗号・認証などを含むリファレンスソフトやライブラリ、API仕様書などについても4月から提供する予定。



・ ニュースリリース
  http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/2002/0225/index.html


(松下 麻利)
2002/02/25 13:44

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