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ドコモ、一般サイトにiエリア機能を提供する「オープンiエリア」
NTTドコモは、iモード端末向けに提供している位置情報サービス「iエリア」の技術仕様を「オープンiエリア」と名付け、Webサイト上で公開した。これにより、一般サイトでもユーザーの位置情報を利用したコンテンツの構築が可能になる。
iエリアは、基地局をベースにしたユーザーの位置情報をもとにコンテンツを絞り込んで配信するサービスで、2001年7月から公式コンテンツへのリンクを表示する形で提供されていた。今回、「オープンiエリア」としてその仕様が公開され、一般サイトでも、ユーザーの基地局情報を利用したサービスが提供できるようになる。
オープンiエリアのシステムは、ユーザーの同意のもと、接続する基地局が全国482に分割されたエリアのどこに属するかをドコモのサーバー側が判断し、その結果を5ケタのコードにしてコンテンツプロバイダーに返信する仕組み。コンテンツプロバイダー側は、ドコモのサーバーから受けとった位置情報に基づいたコンテンツをユーザー側に配信する。同サービスは、基地局情報をベースにしたもので、auのGPSケータイのように、緯度経度から位置情報を割り出すものではない。
また、現在提供されている通常の「iエリア」は、位置測定後、複数のエリアがリスト表示されるが、「オープンiエリア」では、表示されるエリアは1カ所のみとなる。
ドコモのサイトでは、詳細な仕様書(PDFファイル)や、全国のエリア地図、482エリアのコード一覧表などがダウンロードできる。仕様書には、一般サイトで導入する場合、情報提供者名、連絡先のほか、「オープンiエリア」を利用している旨をサイト内に明記することを義務づけている。なお、FOMAは、通常のPDC端末と異なるW-CDMA方式を用いているため、iエリアサービスは利用できない。
サービスイメージ図
・ ニュースリリース
http://www.nttdocomo.co.jp/new/contents/02/whatnew0222b.html
・ オープンiエリアについて
http://www.nttdocomo.co.jp/p_s/imode/iarea/open.html
(伊藤 大地)
2002/02/22 19:40
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