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DDIポケット、無線IP接続サービスに認証システムをセット販売

 DDIポケットは米RSAセキュリティの日本法人と提携し、DDIポケットのPHSデータ通信サービス「無線IP接続サービス」に、RSAセキュリティのユーザー認証システム「RSA SecurID」を組み合わせて、今年3月頃よりセット販売を開始する。

 「無線IP接続サービス」は、DDIポケットの卸売りPHS回線を利用した大口利用向けの通信サービス。DDIポケットでは従来、同サービスでPHS回線のみを販売してきたが、今回の提携によりRSAセキュリティの認証システム「RSA SecurID」が回線に組み入れた形でセット販売されることとなる。

 「RSA SecurID」は、銀行ATMの暗証番号とキャッシュカードのように、利用者に対して2つの固有要素を用いて行なう「二要素認証」を採用したユーザー認証ソリューション。ユーザーごとにそれぞれ予測不可能かつ1回限り有効なコードが60秒ごとに生成され、ネットワークへのログオン時にこのコードと暗証番号、またはフレーズを入力すると、パスコードが自動生成される。管理サーバーではこのパスコードを参照してユーザー認証を行ないネットワークへのアクセスを許可する仕組みで、ユーザーはパスワード入力と同様の操作をするだけで、高いセキュリティのユーザー認証が処理されるという。

 なお、企業がRSAセキュリティから単独で「RSA SecurID」を導入する場合、その提供価格は1000ユーザーの場合で通常2000万円程度となるが、MVNOが今回のセット販売で導入する場合には、その費用を大幅に削減できるという。


・ DDIポケット
  http://www.ddipocket.co.jp/
・ 「RSA SecurID」製品情報(RSAセキュリティ)
  http://www.rsasecurity.com/japan/products/securid/index.html


(松下 麻利)
2002/01/29 17:59

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