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FOMAユーザーの7割は法人契約、パケット通信もPDCの11倍

 FOMAのユーザーの約7割が法人ユーザーであることが分かった。総務省が意見を求めていた「第二種指定電気通信設備の指定案」に対し、NTTドコモが提出した意見書の中で明らかにされたもの。

 意見書によれば、2001年11月末の中央エリアにおける法人契約率はPDCで13%、PHSで38%なのに対し、FOMAは67%となっており、現状では法人ユーザーの割合が非常に高い。通信の内容についても、1ユーザーが1日につき通話する時間はPDCが257秒なのに対し、FOMAは112秒と短い反面、1ユーザーが1日に行なうデータ通信はPDCが233パケットなのに対し、FOMAは3876パケットと圧倒的に多い。

 なお、意見書は、IMT-2000を第二種指定電気通信設備の対象とするかことについての反論で、ドコモでは、前述の市場性の違いやPDCとはネットワークを別々に構築していること、サービスエリアが限定されていることなどを理由に、人口カバー率がPDC並になる2004年3月まではIMT-2000を第二種指定電気通信設備の対象とすべきではないとしている。


・ 第二種指定電気通信設備の指定案に対するドコモの意見(PDF形式)
  http://www.nttdocomo.co.jp/corporate/public/pdf/7.pdf
・ 第二種指定電気通信設備の指定案(総務省)
  http://www.soumu.go.jp/s-news/2001/011221_10.html


(湯野 康隆)
2002/01/18 20:49

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