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東芝、Bluetoothや音声認識によるユビキタス・ヘッドセット

 東芝は、次世代コミュニケーションツールとして、Bluetoothや音声認識技術を用いてハンズフリーで電子機器のコントロールやオーディオ入出力が可能なユビキタス・ヘッドセットを開発した。

 Bluetoothの標準化団体(SIG)に参加し、新たな応用機器の開発を推進する同社が今回発表したのは、Bluetoothや音声認識エンジンの搭載により、装着者個人と身の回りの機器がワイヤレス接続され、新たなコミュニケーション環境を実現させるというヘッドホン型の次世代モバイル端末。本体はマイクロプロセッサやBluetoothモジュール、アンテナ、メモリ、電池などを高密度で実装することで、重量100g以下の軽量化を実現している。

 同社が組込機器向けに開発した省メモリで高耐雑音の音声認識エンジンにより、装着者の声を音声認識してコマンド変換し、さまざまな機器へ伝送できるほか、パソコンやPDA、オーディオ機器、家電製品などをハンズフリーで操作することが可能。装着者が口述する音声をサンプリング音声で送信し、指定の記憶メディアに記録することも可能で、送信先の機器へ音声認識エンジンを搭載すれば、その口述音声を文章に変換するディクテーション機能も実現できるという。

 また、同社が参加するBluetooth SIGで標準化作業中のAVプロファイルに準拠し、パソコンやオーディオ機器などから送信される音楽データをBluetooth経由で受信して、CD並みの高音質で再生することも可能となっている。

 同社では、2002年中の商品化を目指して開発を進めていくという。


・ 東芝
  http://www.toshiba.co.jp/


(松下 麻利)
2002/01/08 19:19

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