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電子情報技術産業協会(JEITA)は、「移動電話世界需要予測 ~2003年までの需要展望~」と題した予測レポートを発表した。価格は同協会の会員が6000円、会員外は1万2000円。同協会のWebサイトから購入できる。同レポートは、世界43カ国を対象に2001年~2003年における移動電話の累積加入数、普及率、需要の予測を取りまとめたもの。同協会のサイトでは、販売の受付をする一方、レポートの概要も公開している。
累積加入者数と普及率の推移に関しては、2003年まで伸び率は緩やかなものの、右肩上がりの状態が続くと予測。西欧諸国の伸び悩みと対照的に、中国を中心としたアジア諸国が累積加入者数を伸ばし、世界市場を牽引するという。
需要の推移については、1999年に62%増、2000年に48%増と急激な成長を遂げた反動で、2001年にいったんマイナス成長となるが、その後、GPRSなどの新サービスの普及や景気回復に伴なう買替需要の拡大により、需要の伸びが年10%程度にまで回復すると予測している。
なお、予測対象となる43カ国の内訳は、アジア11カ国、北米2カ国、中南米4カ国、西欧16カ国、中東欧4カ国、中近東・アフリカ4カ国、オセアニア2カ国となっている。
・ 電子情報技術産業協会(JEITA)
http://www.jeita.or.jp/
・ 「移動電話世界需要予測 ~2003年までの需要展望~」について
http://www.jeita.or.jp/japanese/public/book/industry/indu_17/index.htm
(伊藤 大地)
2001/12/18 18:04
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