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総務省は、同省が6月から有識者を集めて開催していた「第3世代移動通信システムの安全・信頼性に関する研究会」の報告書を公開した。同省のホームページからPDF形式でダウンロードできる。
報告書の内容は、第3世代携帯電話の普及を見据えた課題や対策などが中心で、セキュリティ問題や電子商取引、通信システムの安全・信頼性基準など多岐に渡るが、今現在も問題となっている迷惑メールや、端末のバグへの対策についても触れられている。
端末ソフトウェアのバグに関しては、メーカー間の仕様共通化、協業によって開発の効率化を図ること、端末がフリーズした場合でも、その状態から回避できるようにリセットボタンを設置すること、外部メモリを端末側に装着し、常にユーザーデータをバックアップ可能にすること、ソフトの不具合が起きたときに販売店や、インターネット経由で簡単にソフトを書き換えられるようにすること、の4つの具体的な対策案が示されている。
一方、迷惑メールについても根本的な対策方法が議論されており、ヘッダ情報を受信者に公開することにより、発信元を明確化すること、本文の文脈やメールの表題に含まれる語句からフィルタリングを行なうこと、文脈によるフィルタリング機能を端末側の機能として実装することなどが挙げられている。
・ ニュースリリース
http://www.soumu.go.jp/s-news/2001/011212_4.html
(伊藤 大地)
2001/12/13 21:22
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