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NTTドコモは、先に発表していた大量の迷惑メールをサーバー側でブロックする対策を11月13日から開始すると発表した。
今回の対策はドコモが11月6日に発表。それと同時に契約約款の変更を総務省に申請しており、9日に同省より認可が下りたため、実施される運びとなった。その内容は、宛先に実在しないアドレスを大量に含んでいるメールが送信された場合、iモードセンター側でそれをブロックするというもの。これにより、不特定多数に同時に送られる迷惑メールを減らすことが期待される。
また、迷惑メールが氾濫する現状では、実在しないアドレスへメールを送信した場合、発信元にエラーメッセージが返されるため、出会い系サイトなど迷惑メールを送信する業者は、実在するアドレスのリストを容易に作成することができた。しかし、今回取られた対策により、エラーメッセージを返さず、サーバー側で処理してしまうため、業者が作成するアドレスリストをより精度の低いものにできるという。そのほかにもドコモは、迷惑メールを送信し続ける業者に対して法的措置もとる姿勢であることも明らかにしている。
ドコモはこれまで、初期メールアドレスの変更や、ユーザーによるメールアドレス変更の呼びかけ、400パケット分の通信料の無料化、迷惑メール配信業者へ送信停止を求める仮処分申請といった対策を実施している。
・ ニュースリリース
http://www.nttdocomo.co.jp/new/contents/01/whatnew1112.html
・ ドコモ、宛先不明の迷惑メールはiモードセンターで受信ブロック
・ 横浜地裁、迷惑メールの配信業者に送信停止を命じる仮処分
(伊藤 大地)
2001/11/12 17:49
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