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ドコモ、デュアルバンドに対応したiモード新機種「F211i」

 NTTドコモは、800MHz帯と1.5GHz帯の併用が可能なデュアルバンド対応のiモード端末「ムーバF211i」を11月7日より順次全国で発売する。

 F211iは、富士通製のストレート型端末。210iシリーズの後継機にあたる普及モデルのiモード端末で、iアプリには非対応となっている。ディスプレイには1.8インチの4096色TFTカラー液晶を搭載し、メロディは16和音。DoPaによる最大9600bpsのパケット通信も可能となっている。本体側面にはワンタッチでボタン操作を無効にするサイドロックキーを搭載し、よく使う機能を数字ボタンの1~0に設定できるセレクトメニューや、全角16文字までの複数の文節を一括変換できる新連文節変換辞書を搭載している。

 「F209i」や「F210i」に搭載されていたアミューズメント機能「きゃらいふ」もパワーアップし、メール送受信時に現われるキャラクター数や、キャラクターが話すコメントのバリエーションが増やされている。本体の大きさは128×45×15mmで、重さは約73g。ボディカラーは、メタルブラック、フレグラントパープル、アイスシルバーの3色が用意される。受信メールは文字サイズを12ドット(7行×8文字)と16ドット(5行×6文字)表示に切り換えられる。

 なお、211iシリーズは、今後発売される他メーカーの機種も含め、関東甲信越、東海、関西で提供されている同社のサービス「シティフォン」の1.5GHz帯と、通常の800MHz帯を併用するデュアルバンド対応になっているのが特徴。端末は待受の状態で、交換機側が自動的に帯域を切り替える仕組みとなるため、別途シティフォンの契約は必要なく、料金体系に関しても従来の210iシリーズと同様となる。

 ただし、デュアルバンドの対応エリアは今のところ東京23区のみで、その他のシティフォンのサービスエリアにおけるデュアル対応は未定とのこと。



・ ニュースリリース(NTTドコモ)
  http://www.nttdocomo.co.jp/new/contents/01/whatnew1105a.html
・ ニュースリリース(富士通)
  http://pr.fujitsu.com/jp/news/2001/11/5-1.html


(松下 麻利)
2001/11/05 17:52

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