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NTTコミュニケーションズ、セイコーインスツルメンツ、ソニー、アトムシステム、ゼットプロジェクトの５社は、現在ソニーが行なっている曲のブックマークサービス「eMarker」を提供する新会社、「ゼータ・ブリッジ」を10月10日に設立することで合意したと発表した。 「eMarker」は、2000年12月からソニーが開始している曲のブックマークサービス。ラジオやテレビの視聴中に、気に入った曲を専用の携帯端末「EMK-A5」でブックマークし、端末とパソコンをUSB経由で接続してWebサイトから該当曲を検索したり、その曲が収録されたCDを購入できる。現行サービスでは、首都圏を中心とした12のテレビ・ラジオ放送局（InterFM、BAY-FM、NACK5、TOKYO-FM、FM-FUJI、J-WAVE、FMヨコハマ、日本テレビ、TBSテレビ、フジテレビ、テレビ朝日、テレビ東京）で利用できる。 新会社では、このeMarker事業がソニーから移管され、各社が持つ多様な分野の技術を結集し、サービスの充実を図るという。具体的には、年内を目処にサービス対応エリアを現行の首都圏から全国レベルに拡大するほか、同時期に携帯電話からの利用にも対応し、将来的にはAV機器や時計などにeMarker機能を搭載することも検討し、様々な製品からのブックマークを可能にしていくという。 携帯電話からの利用については、携帯電話のWebにeMarkerサイトを開設し、eMarker機能を内蔵した携帯電話でブックマークしたデータを、同上のサイトからダイレクトに検索できるようにするなどのことが検討されているという。この場合、専用端末でブックマークしてからUSBでパソコンに繋いで検索するという現行サービスよりも、手軽にeMarkerサービスが利用できるようになるというメリットが考えられる。 なお、ソニーが発売した現行の対応端末「EMK-A5」は、今回の新会社設立によるサービス拡充と新機種の発売を踏まえ、今年の７月ですでに販売が終了されているが、今後提供されるeMarkerサービスにも対応し、引き続き利用できるという。 新会社は資本金３億8000万円で、出資比率はNTTコミュニケーションズ、セイコーインスツルメンツ、ソニーの３社がそれぞれ１億2000万円、ほか２社がそれぞれ1000万円。代表取締役社長には、現ソニー・ブロードバンドソリューションネットワークカンパニー統括部長の安藤尚隆氏が就任する。 ・ ニュースリリース（ソニー） http://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/200110/01-1002/ ・ 「eMarker」のWebサイト http://www.japan.emarker.com/ ・ ソニー、ラジオやテレビで聞いた曲をブックマークする携帯端末 （松下 麻利） 2001/10/02 15:06 | ||||||
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