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Net MDは、パソコンとMD機器をUSBケーブルで接続し、録音時間の10分の１以下の短時間で、パソコンのハードディスク内に保存された楽曲データをMDに転送するというシステム。録音メディアには従来と同じMDが、楽曲データの圧縮には長時間録音モードMDLPで用いられているATRAC3が使われるため、Net MD機器で楽曲を転送したディスクを、従来のMDLP対応プレーヤーで再生させられる。 著作権保護技術としては「OpenMG」を採用する。データ圧縮形式・著作権保護技術ともにメモリースティックウォークマンなどのソニー製メモリプレーヤーと同じ仕組みを採用しているが、ネット配信されている楽曲データは著作権の問題から互換性はなく、現行の音楽配信サイトからダウンロードしたATRAC3データを、Net MD機器に転送することはできないという。 12月の製品の発売に合わせて、各社が提供している音楽配信サービスでは、Net MDに対応した楽曲データの配信を開始する。 12月に発売されるNet MD対応製品は５機種。Net MDウォークマンの「MZ-N1」は、ポータブルMD録音・再生機。充電器を兼ねたUSBクレードルで楽曲の高速転送を行なえる。ポータブルMDレコーダーとしては最長の連続100時間の再生が可能で、重さは117g（含む充電池）。価格はオープンプライスだが、実売価格は４万5000円程度になる見込み。 このほかにもCD/MD搭載のコンパクトシステム「LAM-Z1」（およびスピーカーなしの「LAN-1」）、CD/MDミニコンポ「CMT-C7NT」、Net MDデッキ「MDS-NT1」などの製品が発売される。いずれの製品もパソコンにUSBで接続して、MDに楽曲を高速転送できる。価格はいずれの製品もオープンプライスだが、実売価格は「LAM-Z1」が６万円、「LAM-1」が４万5000円、「CMT-C7NT」が７万5000円、「MDS-NT1」が３万円程度になる見込み。
・ ソニー http://www.sony.co.jp/ （白根 雅彦） 2001/09/12 17:09 | |||||||||
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