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KDDIの傘下であるDDIポケットのPHS通信網が、第二種通信事業者の日本通信に賃貸されることが明らかになった。両社の合意により、日本通信は法人向けに提供するデータ通信サービスについて、今月中にもサービス内容の詳細を正式発表する予定。 海外では、移動体通信事業者が自社の通信網を開放し、回線設備を持たない独立系のサービス提供者がそれを利用してサービスのみを提供するという、仮想移動体サービス事業者（Mobile Virtual Network Operator：MVNO）が増えつつあるが、これに当てはまる国内での事例は今回が初めてとなる。日本国内で通信網を開放し、他の事業者へ“卸売り”するには、通信事業者側から総務省へ正式に約款を提出する必要があるが、現段階では総務省の承認は得られていない。 日本通信は、第二種通信事業者の独立系ネットベンチャーで、法人向けに携帯電話やPDAでインターネットやイントラネットへアクセスし、Ｅメールの送受信や、独自のパケット方式課金によるグループウェアなどのビジネス・アプリケーションを提供するサービス「bモバイル」を提供している。 日本通信では、従来よりMVNOによるサービス提供を提唱し、通信事業者へ回線の賃貸について交渉を進めていた。今回、DDIポケットの持つPHS通信網についての契約が合意するに至り、通信網の借り入れが可能になることで、PHS事業者として独自に法人向けのサービスを展開するという。 なお、KDDIおよびDDIポケット側は、この件に関して具体的に公表できる段階ではないとしている。 ・ KDDI http://www.kddi.com/ ・ DDIポケット http://www.ddipocket.co.jp/ ・ 日本通信 http://www.j-com.co.jp/ （松下 麻利） 2001/08/06 18:08 | ||||||
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