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ドコモ、衛星を使った航空機電話サービスを7月末に開始

 NTTドコモは、衛星を利用した航空機電話サービスを7月末を目処に開始する。提供されるサービスは、ドコモが電話機を航空機内に設置する公衆型サービスと契約者自身が端末を買い取り、月額使用料を支払って利用する加入型サービスの2種類。加入型の場合、基本使用料は月額9万円。通話料は、公衆型サービスで26秒ごと50円から、加入型サービスで15.5秒ごと10円から。

 今回発表された衛星航空機電話サービスは、日本全土および沿岸から200海里(約370km)の区域をサービスエリアとし、4.8kbpsでのデータ通信や、1回線で複数の端末(子機)を機内に設置することが可能。国内線大型旅客機が対象となる公衆型サービスでは、通常の公衆電話と同様に発信のみのサービスとなり、利用者はクレジットカードで通話料金の決済を行なう。一方、国内上空を飛行する航空機が対象となる加入型サービスでは、発着信ともに可能で、料金は契約者に請求される。

 なお、公衆型サービスについては、全日本空輸(ANA)の国内線でサービス提供と同時に開始されるほか、日本航空(JAL)、日本エアシステム(JAS)にも順次提供される予定。ドコモでは、今後3年を目処に、国内線全線約330機への導入を目指すという。

 また、NTTドコモは、衛星を利用しない現行の航空機電話サービスの通話料を7月31日に値下げする。対象となるのは公衆型のサービスで、6.5秒につき50円だった平日昼間の通話料が11秒50円になるなど、平均で約44%の割引率となっている。


サービス イメージ図

・ ニュースリリース
  http://www.nttdocomo.co.jp/new/contents/01/whatnew0703a.html


(伊藤 大地)
2001/07/03 19:44

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