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メディカルサイバースペースグループが、アステル関西と共同で医療データの送受信にPHSを利用したシステムを開発した。10月から企業向けにサービスを提供し、データベースの運用を受託する。
同社は、誰でも簡単に取り扱うことができ、血圧や心拍数、心電図などのデータを自動的に取り込む測定器を企業に有料で貸与する。測定器に取り込まれたデータは、PHS網経由で同社のサーバーへ渡り、管理されたうえで指定先の医療機関などへ送信される。また、測定値を確認した医師や看護婦からは、随時データに対する所見やアドバイスが電話回線からPHSのアンテナ、アクセスユニットを経由して、FAXで届くようになっている。
利用料は、測定器の初期設定費用がおよそ70万円程度で、そのほかシステムの運用費が別途設定される。通信に利用するPHS端末は、当面アステルの機種に限定される。 メディカルサイバースペースグループでは、このシステムに関して、社内でいつでも都合のよいときに利用でき、専属の医療スタッフや設備投資も最小限で済むことから、企業内の医療費節減に繋がるとしており、来春頃までに50社程度の利用を見込んでいる。また、測定器の機能・種類の使い分けによっては、個人向けにもサービスを提供することが可能。
■ URL
メディカルサイバースペースグループ
http://www.kenkou.ne.jp/
(松下 麻利)
2000/09/26 17:40
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