|
|
東京通信ネットワーク(TTNet)は、同社のアステルブランドのPHSについて、量販店での販売を縮小している。
同社ではPHSサービスについて、法人など「継続利用が見込めるユーザー」への販売を強化し、逆に長期利用が見込めないユーザーが多い量販店での販売は絞り込んでいく方針。既存のユーザーはアステル直営店やオンラインショップ「Webプラザ」で従来どおりのサービスを受けられるが、量販店での売り場は現在、なくなるか面積を減らされている。
同社では今後、ドットiサービスを中心に展開していくという。「POP3対応」や「接続先を自由に設定できる」などの説明が必要なドットiだが、店頭販売には不向きな反面、実用性の面から法人やコアなコンシューマーなど、継続利用を見込めるようなユーザーへのニーズが高い。ドットiのコンテンツについてもエンターテイメント系よりも実用系にシフトしていくという。
店頭での端末販売は、販促費をかければ加入者を得られるが、すぐに解約されることも少なくなく、継続的な収入は得られにくい。それに対して、使い方のはっきりしているドットiやデータ通信端末は、継続して利用されることが多く、安定収入が見込めるという。同社によるとこうした施策により、現在アステルブランドのPHSの加入者数は純減しているが、回線あたりの利益(利用単価)はあがっているという。
なお、アステルグループは各エリアごとに独自に販売活動を行なっているが、他の多くの地域でも同様の法人向けシフトを行なっている。
・ 東京電話アステル
http://www.ttnet.co.jp/tokyodenwa_astel/
2001/06/11 19:47
|
|
|
|