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J-フォン東日本は、今夏から来春にかけて、エンターネット・プロジェクト（ENP）を通じ、携帯電話によるブロードバンド・アクセスの実現に向けた次世代ネットワークに関する研究を開始すると発表した。 この研究は、同社が中心となって発足させた携帯電話に関する産学共同研究プロジェクト・ENPを通じて行なわれるもので、携帯電話メーカー各社や、他の参加企業との共同で、携帯電話のブロードバンド・アクセスネットワーク、およびその対応端末についての開発が進められるという。 具体的には、無線LANを利用した通信環境下において、その対応端末としてIEEE802.11b規格（2.4GHz）の無線LAN内蔵端末により、社内LANやインターネットへ直接アクセスした際に生じる諸問題について、実用性を想定した検討が行なわれる予定。なお、無線LAN基地局のサービスエリア内外では、現状のPDCおよびW-CDMAでの通信も利用できる見込み。 同社では、飲食店や店舗、街頭などの人の集まる情報発信基地的な公共スポットに無線LANの基地局が配備された場合に、その基地局を利用した接続サービスおよび対応端末などのハードウェア面のサービスを供給していくというが、今現在ではこの研究で開発される無線LAN内蔵端末の製品化や、サービス実用化に向けての実際的なスケジュールを発表できる段階ではないとしている。 ・ ニュースリリース http://www.j-phone-east.com/company/n/2001/010528.htm ・ エンターネット・プロジェクト（ENP） http://www.enterNETproject.com/ （松下 麻利） 2001/05/28 17:57 | ||||||
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