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ネット安全モラル学会は、石川県議会に提出された子供の携帯電話購入と所持を禁止する旨の条例改正案(いしかわ子ども総合条例改正案)の否決を求める陳情書を同県議会に提出した。
ネット安全モラル学会は、教育研究および教育現場などの研究者や実務者が集まり、子どもの携帯電話、インターネット関連の諸課題とその安全な利活用を研究、実践していく学会。会長は早稲田大学教育・総合科学学術院 教授の田中博之氏。
同学会では、石川県議会に提出された「いしかわ子ども総合条例改正案」について、子どもがインターネットの世界を理解し、その進歩に適応していくリテラシーの向上機会を奪うものと判断。コミュニケーション手段が進化し、迅速かつ広範に情報を行き来させる時代の流れに逆行するとして、同議会に否決を求める陳情書を提出した。
子どもの携帯電話購入および所持については、個々の家庭の自立的自治の世界に委ねられるべきとの意見で、教育や地域社会において、携帯電話やインターネットの諸問題解決に向けて取り組む必要があるとしている。陳情書では、否決を求めるとともに、県内の学校や地域社会で広範にネット安全教育が実施されることを要望している。
■ URL
ネット安全モラル学会
http://www.isams-j.org/
(津田 啓夢)
2009/06/22 14:29
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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