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日本通信は、KDDIの通信網を使ってMVNOサービスを展開するため、レイヤー3の相互接続に関してKDDIと基本合意を結んだと発表した。同社は、9月を目途にレイヤー3による相互接続を実現する方針。 日本通信の発表では、レイヤー3接続の接続料金の水準なども明らかにされている。帯域幅10Mbps当たり月額約1250万円、契約者回線あたり月額約90円とされており、KDDI側も「決定事項ではないが、金額については大きなぶれはない」と大筋で内容を認めている。 日本通信では、レイヤー3接続による今後のサービス展開について、「今回は基本合意の段階、9月までに接続を実現するのが次のフェーズ」として明らかにしていない。なお、NTTドコモとのレイヤー3接続では、メールサービス「ConnectMail」を提供している。 レイヤー3接続は、通信ネットワークを機能によって階層に分けた「OSI参照モデル」で、ネットワーク層にあたる部分。今回の合意が実現すると、KDDIのネットワークと日本通信のシステムがレイヤー3レベルで相互接続されることになる。日本通信では、レイヤー2接続についても引き続き交渉していく方針。NTTドコモとの間では、レイヤー2レベルの接続を果たしており、「Doccica」という端末を提供している。 ■ ＵＲＬ ニュースリリース（日本通信） http://www.j-com.co.jp/news/release/0908.html KDDI http://www.kddi.com/ （津田 啓夢） 2009/06/04 13:55 | ||||||
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