ウィルコムは、NTTドコモのFOMA網を利用したデータ通信サービス「WILLCOM CORE 3G」について、個人向けサービスを6月26日より開始する。新たに設定される料金プランが個人・法人の両方に提供され、加えて法人向けには閉域接続サービスも提供される。また、利用料などが無料になるキャンペーンが実施される。
■ 「3G データ定額」「3G データ定額 ビジネス」
下り最大7.2MbpsのHSDPAに対応する「WILLCOM CORE 3G」向けの料金プランとして、新たに個人向けの「3G データ定額」が6月26より提供される。予約は6月3日から。月額の利用料は0円で、1050円分(2万5000パケット)の無料通信分が含まれる。パケット通信料は月額0円~5985円で、1パケットは0.042円。2年契約が条件で、別途PRINの利用料として月額945円が必要になる。
法人向けの「3G データ定額 ビジネス」は、6月26日より提供される。同プランは5回線以上での契約となる。月額の利用料は0円で、1050円分(2万5000パケット)の無料通信分は契約グループ内で分け合いとなる。パケット通信料は月額0円~4980円で、1パケットは0.042円。2年契約が条件で、別途PRINの利用料として月額945円が必要になる。
■ ZTE製のデータ通信端末「HX003ZT」
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HX003ZT
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「WILLCOM CORE 3G」に対応する端末として、新たにZTE製の「HX003ZT」が発売される。USB接続型のデータ通信端末で、対応OSはWindows XP/Vista、Mac OS X 10.4.11~10.5.4(Intel版)。大きさは85×25×9.6mmで、重さは約30g。W-VALUE SELECTでの一括価格は2万2680円、24回払いでは月額945円で、W-VALUE割引適用後の実質負担額は0円。
■ 法人向けの「3G 閉域接続サービス」
法人向けサービスとして、「WILLCOM CORE 3G」を利用した閉域接続サービス「3G 閉域接続サービス」が提供される。申し込み受付は6月3日から開始される。同サービスでは、インターネットを経由せず企業への接続が可能になる。NTTコミュニケーションズが提供する「モバイル/リモートアクセスサービス」と接続するもので、別途NTTコミュニケーションズとの契約が必要。
利用料は、「WILLCOM CORE 3G」の料金プランに加えて、「振分装置利用料金」が1契約あたり月額1万5750円。初期費用は振分装置工事費5250円、認証ID工事費2100円となっている。
■ スタートキャンペーン
6月26日より8月31日まで「WILLCOM CORE 3G スタートキャンペーン」が実施される。キャンペーン期間中に「3G データ定額」「3G データ定額 ビジネス」をW-VALUE SELECTで契約すると、契約事務手数料、8月31日までのパケット通信料、PRIN利用料、ユニバーサルサービス料が無料になる。このキャンペーンを利用した場合、課金は9月1日利用分から開始される。
「3G 閉域接続サービス」でもスタートキャンペーンが実施され、6月3日から9月30日の期間に契約すると、「3G データ定額」「3G データ定額 ビジネス」のパケット通信料が月額3129円で固定の定額料金となる。また、月額1万5750円の振分装置利用料金が無料になる。これらの料金体系は、キャンペーン期間終了後も継続される。
■ URL
ニュースリリース
http://www.willcom-inc.com/ja/corporate/press/2009/06/03/
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(太田 亮三)
2009/06/03 13:18
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