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富士通、「F-09A」「F-08A」の記者発表会~新CMの瑛太も登場

新CMキャラクターの瑛太
 富士通は25日、携帯電話新製品の記者発表会を開催。NTTドコモを通じて販売されるF-09AおよびF-08Aのセールスポイントを解説した。また新CMキャラクターに起用された俳優の瑛太も出席し、CM撮影の舞台裏などを語った。


カメラ目線にとまどった? 新CM撮影

F-09Aを実際に手に取るシーンも
 記者発表会の終盤にゲストとして登場した俳優の瑛太は、撮影について「(映像内に)自分1人だけ登場するCMは今回がおそらく初めて」とコメント。3バージョンにおよぶ新CMが会場内で連続して上映され、自分自身の姿が長時間披露される様子を前に、やや恐縮した面持ちだった。

 また撮影現場では「お芝居をしている際は(相手役などを見るため)カメラを意識することはあまりない。ただ今回はカメラ目線をする必要があって、レンズのどの位置を見ていいのか迷った」という。結果的に「スチルカメラと同じで、レンズの真ん中を見ていればいいと教えてもらいました」と冗談混じりに答え、場を和ませた。

 一方、新機種のF-09Aについても、液晶画面が上下スライドしてさらに回転もする「ヨコモーションスタイル」や、カラフルなボタンイルミネーションには驚きの表情を見せていた。ワンセグ視聴とネット検索が同時に行える機能についても触れ、「ドラマのエンドロールに出る“瑛太”の名前を見て、そのまま検索してもらえれば誕生日などをわかってもらえそう。料理屋さん紹介番組(との相性)もいいのでは」と、その活用法を披露していた。なお新CMは5月27日から放送予定。


製品の魅力を一言でわかりやすく「5秒アピール」

左から富士通の大谷氏、富田氏。右端が佐相氏
 瑛太の登場に先立ち、富士通の関係者らが携帯電話を取り巻く市場情勢、さらに新製品の概要を語った。冒頭挨拶で登壇した取締役副社長の富田達夫氏は2008年度決算について、「世界的な不況、さらに携帯電話の新販売・料金制度の影響もあって大変厳しいものだった」と回顧。携帯電話市場全体でも2008年度は出荷台数が約30%減少しており、今期2009年度も改善の予兆を見いだせていないという。

 ただし富田氏は「コンシューマー向け製品である携帯電話は次々と新製品が登場する分野であり、魅力的なモデルを投入できればお客様の需要を煽れるはず。われわれの製品が不況を打破する一助になれば」と大きな展望を語った。

 厳しい市場環境ながら、富士通単体では2008年度出荷台数460万台を確保。これは前年と比較して出荷台数こそ減少したもののシェアは向上したという。「魅力ある新製品、そしてらくらくホンシリーズをという両輪で、2009年度も引き続き460万台出荷を目指す」と具体的な目標も示した。

 一方モバイルフォン事業本部長 経営執行役の佐相秀幸氏は、携帯電話ビジネスに関するより具体的な取り組み案をプレゼンテーション。その中で「5秒アピール」という言葉をキーワードとして挙げた。

 佐相氏は「富士通の携帯電話はこれまで、製品の特徴をじっくり説明することで初めてその良さを理解してもらえることが多かった」と説明。細かな機能面での作り込みには自信がありながらも、スピードやわかりやすさが要求される店頭販売の現場などでは、その魅力を訴求しきれていなかったという。

 この現状を反省し、短い言葉でわかりやすく、1行の文章で伝えるための「ユーザーに響く骨太特徴」を「5秒アピール」という言葉に集約させ、開発現場でも共有するよう努めているという。F-09Aの「ハイスペック×スライドヨコモーション」、F-08Aの「極上・ビューティーウォータープルーフ+erikonailコラボ」という表現は、これに倣ったものだ。

 また富士通が得意とするハードウェア・ソフトウェア開発をさらに強化させるとともに、弱点として指摘されていたデザイン性の低さを払拭すべく、著名ブランドとのコラボレーションなどを進めている。他社との競争という観点からも、デザイン性についてはいっそう強化する方針を佐相氏は示していた。

 佐相氏のプレゼンテーションに引き続いて、モバイルフォン事業副本部長 常務理事の大谷信雄氏は開発担当者とともに詳細な製品解説を行った。F-09Aのヨコモーションスタイルや地磁気センサーのメリットを改めて披露。さらに防水性能を強化したF-08Aでは、水中でのカメラ撮影を実際の水槽内でデモンストレーションした。


ネイリストの黒崎えり子氏(右から2人目)
 このほかF-08Aでコラボレーションしたネイリスト・黒崎えり子氏も登壇。「着せ替えパネルなどをデザインしたことはあったが、全体をデザインしたのは今回初めて。大好きなピンク色、ハートのモチーフをふんだんにあしらった」と喜びの声を伝えた。

 黒崎氏は、F-08Aのコラボモデルを若い女性だけに限らず、あらゆる年代に使ってほしいという。「ケータイは(常に人目に触れる服装や宝飾品などと違って)、互いに見せ合う機会が少ないのでは」と、一歩引いたアクセサリーである点に言及。「ヘアメイクや化粧と違って、鏡を見ることなくその目でいつでもカワイサを確認できるのがネイルアートの魅力。ネイルを見て癒されたり気分を盛り上げたりするように、このケータイも役立ててもらえれば」とアピールした。

■ フォトギャラリー



URL
  FMWORLD.NET 携帯電話
  http://www.fmworld.net/product/phone/

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(森田秀一)
2009/05/25 18:06


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