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東芝は、携帯電話を生産体制の見直しを図り、2009年10月より、海外の製造業務を専門に請け負う企業(EMS:Electronics Manufacturing Service)に委託すると発表した。
東芝・日野工場で行われている携帯電話の製造業務は海外EMS企業に委託、日野工場はグローバル生産ヘッドクォーターという位置付けになる。生産管理業務や製造委託先での新機種生産の立ち上げ支援のほか、修理・サービス業務を行う拠点となる。
なお、端末の開発・設計については、引き続き日野工場で行われる。また、東芝情報機器杭州社で生産しているスマートフォンについては、国内および海外向けともに引き続き杭州社で生産される。
東芝では生産体制の見直すことになった背景として、携帯事業者の販売方式変更に伴う国内携帯電話市場の買い換えサイクルの長期化、金融不安などに起因する消費低迷の影響によって、市場規模が縮小していると説明。生産体制の見直しは、市場環境の変動に対応した事業構造改革の一環だとしている。
日野工場で携帯電話の製造に従事している約200人のスタッフは、東芝グループ内で再配置が行われるという。
なお、東芝では、国内向けの携帯電話の開発に影響はないとしている。
■ URL
ニュースリリース
http://www.toshiba.co.jp/about/press/2009_05/pr_j2001.htm
(津田 啓夢)
2009/05/20 15:54
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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