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「931SC」は、“OMNIA POP”の名を冠したサムスン電子製のコンパクトなタッチパネル式携帯電話。発売時期は6月中旬以降。
女性向けにポップなカラーリングを採用したモデル。OSはWindows Mobileではなく、独自の携帯電話用OSとなる。前作「930SC」は、男性をターゲットとしたモデルだったが、今回は端末の幅を50mm台とし、女性の手にも馴染むサイズを実現した。
説明員によれば、サムスン電子のラインナップは、世界市場に投入している端末を含めてフルタッチ対応端末が半数を占めているという。タッチ液晶搭載モデルで女性層を獲得し、サムスン電子ではさらなるシェア拡大を図りたい考えだ。「931SCは女性でも使えるタッチ・ケータイ。女性向けモデルとしているが、女性層が獲れる端末ならば男性にも受け入れられる」(説明員)と話していた。
最大の特徴は、「930SC」から搭載されている「お絵かきアニメ」機能だ。同機能は、撮影した写真に落書きや装飾しながらアニメーションが作成できるというもので、「930SC」よりも機能が拡張されている。女性向けに装飾系の機能が充実しており、撮影した画像の一部を線で囲んで、オリジナルのスタンプが作成できる。オリジナルのスタンプ、そしてプリセットされたスタンプ画像などは、サイズが自由に変更できる。また、従来通り、文字やイラストなどを動かしたりといったことも可能。
「プリクラ」に代表されるプリントシール機のように、撮影した画像にカラフルな装飾や、キラキラしたスタンプ画像などを貼り付けて自分好みのアレンジが行える。女性の説明員だったため、撮影した画像を一から装飾するデモをしてもらった。その様子は、フォトギャラリーの画像を参照いただきたい。プリントシール機などを使い慣れている女性ならば、さくさくと作業できそうだ。
なお、「お絵かきアニメ」で作成したコンテンツはFlashコンテンツとしてメール添付で送信が可能だ。Flash対応の携帯電話であれば、他キャリアの端末でも表示可能とのこと。アニメーションさせても表示できるという。
カメラ機能は、顔認識オートフォーカス機能に対応した510万画素CMOSセンサーを搭載する。最大8GBのmicroSDHCカードに対応する。ディスプレイは、3インチ、480×800ドット、最大26万色のタッチ式液晶を装備する。ディスプレイタッチすると端末が振動する「フィードバックバイブレーション」機能が用意されている。
通信方式はW-CDMA/GSM方式をサポート。下り最大7.2MbpsのHSDPA方式にも対応する。赤外線やBluetoothが利用可能だが、GPSやおサイフケータイには非対応となる。ワンセグも利用可能で、本体にはワンセグ用アンテナが収納されている。
さらに、今回のモデルはS!アプリにも対応している。タッチ・インターフェイス向けのゲームアプリなどがプリセットされているほか、通常のS!アプリも利用可能。操作時には画面上に方向キーなどが表示される。
ディスプレイは3インチのフルワイドVGA液晶。カメラは顔認識オートフォーカス付きの500万画素カメラを搭載する。赤外線通信や Bluetoothに対応する。ソフトバンクのウィジェットには対応しないが、オリジナルのウィジェット機能が利用可能で、11個のアプリがプリセットされている。
このほか着うたフルやフルブラウザ、デコレメールといったソフトバンクのサービスが利用できる。ダブルナンバーやきせかえアレンジには非対応。文字入力は、「930SC」と同様にAdvanced Wnnを採用する。
大きさは約111.2×50.9×13.1mmで、重さは約111.4g。W-CDMAでの連続通話時間は約259分、待受時間は約400時間となる。ワンセグの連続視聴時間は約2時間48分。ボディカラーはアーバンホワイト、ポップピンク、オーシャンブルーの3色展開。
■ フォトギャラリー
■ URL
製品プレスリリース
http://www.softbankmobile.co.jp/ja/news/press/2009/20090519_08/page_09.html
(津田 啓夢)
2009/05/19 10:27
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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