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「832T」は、安心と簡単操作を実現した東芝製のシニア向け折りたたみ端末。発売時期は6月下旬以降の予定。
シニア向けモデル「821T」の後継モデルで、60代以上の男女が簡単かつ安心して使えるようなサービスや機能が搭載されているのが特徴。
キーは押し間違いを減らすため、大きな文字の独立キーを採用。821Tではメインディスプレイ下部の短縮ボタン「ワンタッチボタン」は3つだったが、今回はさらに「ホームボタン」が加わった。自宅の電話番号などを設定しておけば、確認なしですぐ発呼するため、すばやく連絡できる。
ボタン表示についても821Tから改善が図れており、ワンタッチボタンに登録した名前がソフトウェアキーにも表示される。また、メールを受信したり、電話が着信すると、どこを押せばよいのかボタンが光って知らせてくれるため、次の操作に迷いにくい(光るお知らせボタン)。操作案内や練習メニューなども用意されている。
メインディスプレイは2.4インチのQVGA液晶。光の乱反射を抑え、明るい場所でも画面が見やすく、文字も鮮明になる「くっきりスクリーン」を採用しており、メニュー画面は見やすい大きな書体で表示される。サブ液晶として約1.2インチの大きなSTN液晶が搭載されており、端末を閉じた状態でも時間やメールの着信状況が確認しやすい。
安心機能として、背面に「緊急ブザー」を搭載している。緊急時に押しながらスライドさせると大きなブザー音で非常事態を周囲に伝え、同時にあらかじめ登録していた緊急連絡先に自動的に電話をかけ、現在位置を知らせるメールを自動送信する。ただし防犯ブザー並の音ではないため、周囲の騒音状況によっては聞こえにくい場合もあるという。
今回新たに「毎日連絡メール」に対応した。これは端末を開いて閉じるという操作だけで、あらかじめ設定された連絡先に定型メッセージが自動送信されるもので、1日1回、その日最初の開閉操作で動作する。離れたところに暮らす祖父母などの端末に設定しておけば、電話やメールなどの連絡手段を利用することなく安否メッセージが受信できる。
また、パソコンや携帯電話からGPSを通じて位置が検索できる「位置ナビ」や、誤操作防止のための制限機能なども用意されている。
カメラは196万画素オートフォーカス機能付きのCMOSカメラと、32万画素のサブカメラを装備。最大2GBのmicroSDカードに対応する。メインカメラには美肌調整機能がついている。
ワンセグやおサイフケータイ、赤外線通信、Bluetoothなどには対応していない。GPSや着うたフル、デコレメールの受信のみ対応する。
大きさは約102×50×18mmで、重さは約115g。連続待受時間は約400時間、連続通話時間は約200分(いずれもW-CDMA方式)。ボディカラーはブラック、シルバー、ピンク、ワインレッドの4色展開。
■ フォトギャラリー
■ URL
製品プレスリリース
http://www.softbankmobile.co.jp/ja/news/press/2009/20090519_08/page_14.html
(津田 啓夢, すずまり)
2009/05/19 10:44
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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