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ソフトバンク、周波数を切り替える屋外中継装置を開発

 ソフトバンクモバイルは、山間部で展開する屋外中継装置として、基地局からは通常と異なる電波を受信し、通常周波数に変換するという「周波数変換型の屋外中継装置」を開発した。今後、導入に向けて検討する予定。

 携帯電話は、基地局から発せられた電波が届く場所で利用できる。サービスエリアを作り上げる上で、基地局だけではなく、基地局の電波をより遠くへ飛ばす中継局も用いられる。従来は、基地局→中継局の電波周波数と、中継局→端末の周波数は同じものだったが、今回発表された新型中継局は、基地局→中継局の周波数は異なる帯域とし、中継局内で変換するというものになる。

 同社では、基地局→中継局の電波と中継局→端末の電波が異なる周波数であれば、送信電力や増幅率を最大まで向上できるとしており、従来型中継局に比べて、約2倍~8倍のエリアをカバーできるという。一般的に山間部では都市部よりもユーザー数が少ないため、基地局を展開するよりも中継局を配置するほうが安価に済むといったメリットがあるという。同社では、商用導入に向けて検討するとのことだが、具体的なスケジュールは未定となっている。




URL
  プレスリリース
  http://www.softbankmobile.co.jp/ja/news/press/2009/20090512_01/

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(関口 聖)
2009/05/12 16:10


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