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NTTドコモは、複数のユーザーの声を空間に配置できるサラウンド音声伝送技術を、携帯電話向けの技術として開発したと発表した。実用化をめざし今後も研究開発が続けられる。 今回開発された技術は、複数の音声を、ユーザーが設定した空間配置で再生できるサラウンド音声の伝送技術。再生にはヘッドホンを利用する。同社では、音声チャットなど複数人の同時通話でもその場にいるような自然な通話環境が実現できるほか、電話会議や遠隔教育、オンラインゲームでも利用できるとしている。 ネットワークと携帯電話端末を連携させているのが特徴で、従来であれば端末側で音声を復号した後にサラウンド化を施していたところを、ネットワーク側で一部の処理を行うことで端末側の処理の負担を軽減。情報伝送量の削減も同時に実現される。具体的には、ネットワーク側において、サラウンドの対象になる複数の音声のうち、聴覚的に重要な部分のみを判別し符号化が行われる。端末側では、音声とサラウンドを同時に復号することで、処理の負担が軽減されるという。 なお同社では、5月12日からパシフィコ横浜で開催される「ワイヤレス・テクノロジー・パーク2009」において、HT-01Aを利用した音声チャットのデモを紹介する予定。
■ ＵＲＬ ニュースリリース http://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/page/090511_00.html （太田 亮三） 2009/05/11 15:56 | ||||||
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