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今回開始されるサービスは、パソコン向けのアプリケーション「ソラマド」と、24時間生放送の天気情報番組「SOLiVE24」。いずれも天気予報や気象情報に焦点を当てた内容で構成される。ソラマドはAdobe AIRで開発されたWindowsとMacに対応するデスクトップ・アプリケーションで、SOLiVE24はその中で配信される番組となる。 ソラマドを起動すると、全国7カ所の空や風景の写真が確認できる「窓」デスクトップ上の表れる。窓に表示される写真は、ウェザーニューズの携帯サイトの会員「ウェザーリポーター」が携帯電話で報告するもので、リアルタイムに近い空模様がリポーターのコメントとともに確認できる。 チャット機能を備えており、天気や地域などさまざまな話題で全国のユーザーとチャットが行える。ソラマドはこのほか、グリッドコンピューティングのクライアント機能も備えており、天気予報に関する計算の分散処理に利用される。パソコンへの負担の度合いは3段階で設定できる。 表示される窓には天気番組「SOLiVE24」の窓も用意されており、ここをクリックすると天気番組を視聴できる。番組は基本的に24時間の生放送で、11人の女性キャスターが登場。ソラマドのチャット機能など視聴者参加型の企画も交えながら、天気に関するさまざまな番組が配信される。
チャットや、グリッドコンピューティングのクライアント機能を盛り込んだことについては、「今までは情報を見せるだけだったが、参加してもらい、チャットを含めて情報を集約すれば、うまくフィードバックできるのではないかと思う。最終的には、局地的な情報にも適用できれば」と予報技術や精度の向上に期待を寄せた。 ソラマドで配信される天気番組「SOLiVE24」については、フジテレビジョン 情報制作局 情報企画部 プロデューサーの福原伸治氏が説明を行った。福原氏は、同番組が天気にフォーカスしたテーマを扱うというコンセプトを示した上で、携帯ユーザーの「ウェザーリポーター」やメール、チャットなどユーザー参加型の番組作りを特徴に挙げ、番組を視聴者と作っていくという共有感覚、パソコン以外のさまざまなメディアに展開する方向性、24時間生放送で提供する点などもポイントとした。 同氏はまた、「SOLiVE24の留意点」として、「テレビ的な発想はなるべく避ける」といった番組制作の姿勢や、テレビ局の高い番組制作技術に加え、災害など緊急時にも対応しやすい生放送の仕組みをネットに持ち込むことなどを挙げ、従来のテレビ局と番組制作という枠にとらわれない挑戦的な試みであることを紹介した。 同氏は、今回のサービスではプロダクションとしてのテレビ局という立場に「さまざまなところに向けコンテンツを作る布石ともいえ、ひとつのトライアルとして価値があるのではないか」としたほか、「どういう風になるか我々として予断を許さない部分はあるが、応援して欲しい。これまでのマスメディアだけではない、新しいメディアになれば」と抱負を語った。
このほか発表会では、SOLiVE24に出演する女性キャスター11名が登場し抱負を語った。
■ ＵＲＬ ニュースリリース http://weathernews.com/jp/c/press/2009/090423.html ■ 関連記事 ・ ウェザーニューズ、ユーザー参加型の桜を楽しむプロジェクト ・ ウェザーニュースで3時間ごとの花粉情報 （太田 亮三） 2009/04/23 16:17 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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