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WILLCOM NSは「情報を持ち歩くネットワーク・ステーショナリー」
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ウィルコムは、システム手帳に収納できるインターネット専用端末「WILLCOM NS」を発表した。15日には都内で記者向けに発表会が開催され、ウィルコムと東芝の担当者から「WILLCOM NS」の概要が説明された。
■ ネットワークを文房具のように持ち歩く
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ウィルコム ブランド&プロダクト企画部 部長の石川俊司氏
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最初に登壇したウィルコム ブランド&プロダクト企画部 部長の石川俊司氏は、普段持ち歩く道具の代表として携帯電話・PHSを挙げる一方で、「何かに特化したものなら、携帯電話とは別に持ち歩くケースもある。何かしたいことに対してシンプルに応えてくれるもので、私は電卓、手帳、ペンを持ち歩いている」と語り、携帯電話・PHS端末以外でも、便利なものは持ち歩かれている様子を紹介した。
「今回、情報を持ち歩くというコンセプトで要素をピックアップし、整理し、新しい端末のコンセプトとした」と語る同氏は、「ネットワークを文房具のように持ち歩ける」として、WILLCOM NSをネットワーク・ステーショナリーという新機軸の端末と紹介した。同氏は、「厳選されたデジタルの機能と、文房具のアナログ的な良さを組み合わせた。システム手帳にセットして使ってもらうことを想定している」と端末のコンセプトを説明した。
同氏はまた、開発を担当した東芝がかつて手掛けた「TEGACKY」(テガッキー)を取り出し、「TEGACKYと同じように、アグレッシブに企画していただいた」と語り、ユニークな端末の登場をアピールした。
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WILLCOM NSを開発するにあたって絞られた要素
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手帳に収納できるインターネット端末とした
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手にしているのは1999年に発売された東芝製の「文字電話」専用端末「TEGACKY」(テガッキー)
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■ 手帳とインターネットの組み合わせで手帳が進化
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東芝 モバイルコミュニケーション社 統括技師長の湯嶋彰氏
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手帳とインターネットの融合で手帳が進化
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WILLCOM NSを開発した東芝からは、東芝 モバイルコミュニケーション社 統括技師長の湯嶋彰氏が登壇し、製品開発の経緯などを語った。湯嶋氏は、「モバイルインターネットへのニーズは年々高まっており、日本だけでなくグローバルで、なくてはならないものになっている」とモバイル環境でのインターネットが依然として注目を集めている背景を説明し、「パソコンではもっと長時間使いたい、携帯ではパソコンのように使いたいというように、それぞれが要望している要素がある。これらの中間に位置するMID(Mobile Internet Device)の第一弾が今回のWILLCOM NS」と新製品の位置付けを解説した。
湯嶋氏は、「“情報”が一番のキーワードで、いつでも、好きな情報を、すぐに引き出したい」とMIDに求める要素を挙げ、WILLCOM NSが実現した4.1インチ、ワイドVGAの液晶や、1530mAhの大型バッテリー、薄さ11mmという手帳に収納できるポイントを紹介。Windows CEのサスペンド・レジューム機能やjigletsの画面メモ機能などネット閲覧と持ち歩きに特化した機能や定額の料金プランなどの特徴まで解説し、「手帳とインターネットの組み合わせで、手帳が進化する」と新しいスタイルをアピールした。
なお、湯嶋氏からは、WILLCOM NSは通信方式としてW-SIMを採用して開発したことが明らかにされ、3G版などの展開はないと説明された。一方、2009年1月のCESで東芝が発表したようなMIDデバイスは、順次商品化を検討していくとした。
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東芝のモバイル端末戦略。MID端末の第一弾がWILLCOM NSであるとした
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3つの大きなニーズに絞り開発
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WILLCOM NSの3つの大きなポイント
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■ URL
ニュースリリース(ウィルコム)
http://www.willcom-inc.com/ja/corporate/press/2009/04/15/
ニュースリリース(東芝)
http://www.toshiba.co.jp/about/press/2009_04/pr_j1501.htm
製品情報(ウィルコム)
http://www.willcom-inc.com/ja/lineup/ws/026t/
製品情報(東芝)
http://www.toshiba.co.jp/product/etsg/cmt/willcom/ws026t/ws026t_menu_pc.htm
■ 関連記事
・ システム手帳のリフィルになるネット端末「WILLCOM NS」
(太田 亮三)
2009/04/15 17:14
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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