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ドコモやソフトバンクなど、「821T」販売・製造差止訴訟で和解

 NTTドコモと富士通は、ソフトバンクモバイルと東芝に対して「かんたん携帯 SoftBank 821T」の製造、販売の差し止めを求めて東京地方裁判所に仮処分命令の申し立てを行っていた件について、4社間で和解が成立したと発表した。同様の内容がソフトバンクモバイルと東芝からも発表されている。

 ドコモと富士通は、約13カ月前の2008年3月17日、「らくらくホン プレミアム」発表会の席上で「ソフトバンクモバイルの東芝製端末、821TはらくらくホンIIIに酷似している」として、不正競争防止法第2条第1項を根拠に、ユーザーに誤認させる表示という点で、販売・製造の差し止めを求めることを発表した。

 その後、互いの言い分を述べ会う機会(審尋)が19回開催され、2009年4月15日付けで、和解が成立した。ただし、和解の条件については各社間で守秘義務が締結されており、明らかにされていない。

 NTTドコモでは、今回の和解について「酷似した機種の市場投入が公正な環境から制限され、大変意義があることと考えており、実質的に私どもの勝利」とコメント。一方、ソフトバンクモバイルでは「お客様にも次期機種開発にも影響のない形での和解で満足しており、実質的勝利と考えている」とコメントしており、ドコモ・ソフトバンクモバイルの双方が勝利したと主張している。

 現行の821Tについては、ソフトバンクモバイルが和解を「影響のない形」と説明しているように、販売差し止めは行われないと見られる。また821Tユーザーに対するサポート体制は、「従来通りで、何も影響はない」(ソフトバンクモバイル広報)とのこと。



URL
  NTTドコモ ニュースリリース
  http://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/page/090415_00.html
  富士通 プレスリリース
  http://pr.fujitsu.com/jp/news/2009/04/15-1.html
  ソフトバンクモバイル プレスリリース
  http://www.softbankmobile.co.jp/ja/news/press/2009/20090415_01/
  東芝 プレスリリース
  http://www.toshiba.co.jp/about/press/2009_04/pr_j1502.htm

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(関口 聖)
2009/04/15 16:41


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